ボローニャ「森の家」暮らし

祝い出会いと気づきの日々。感謝に満ちた4月。

4月に入って早速パスクァ(復活祭)の連休が始まった。

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パスクァといえば卵。うちの5羽の雌鶏たちは、毎日せっせと4、5個の卵を産んでくれる。

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いろんな穀物にコンポストや庭のミミズや幼虫を食べ、メリーナに追い回されたりしてよく運動する彼女たちの卵は、黄身が濃くてとても美味しい。

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友だち家族と祝うパスクァのランチには、いい気が得られるようにと、卵を調理する前に、喜び、感謝、光、愛、平和、健康など言葉を書いて、エネルギーチャージ。

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全粒粉の生地に、ヒヨコ豆、人参、玉ねぎ、ジャガイモ、ズッキーニ、スカモルツァチーズなどの具とゆで卵を乗せて、残りの生地でとじ、オーブンへ。

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焼き上がったら、畑で満開のケールの花で飾りつけ。

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断面も可愛いトルタ・サラータの出来上がり。

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それから子どもたちお楽しみのチョコレーの卵探し。

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宝探しはいくつになってもワクワクするもの。

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集めたチョコレート、三女のたえはこのガラス容器に入れることに。きっと姉たちに食べられてしまうだろうな……。

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翌日はパスクェッタで祝日。泊まりにきていたカテリーンとロレンツォ一家が朝ごはんにホットケーキを作ってくれた。(実際作るのはロレンツォで、カテリーンは後から起きてきて仕上げ。)

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バターが香ばしいホットケーキにイチゴやバナナ、生クリームを乗せて。仲良し一家と過ごすこんな時間は最高の贈り物。

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お昼の予定の前にみんなで近所を散歩。緑の絨毯をタンポポが黄色く染める景色は、大地の喜びの唄が聞こえそう。

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丘を下ってボローニャに。旧市街の山手にある仲良しのフランチェスカの“離れの庭”で、誕生会。

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こんな日はバーベキュー。フランチェスカは私を気遣ってヒヨコ豆とココナッツミルクのカレーを作っていてくれた。

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フランチェスカは子どもたちにチョコレートの卵とウサギ探しゲームを企画していてくれた。さまざまな手がかりのメッセージを追ってお宝を探すのだ。

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そして茂みの中からこんな可愛いうさぎちゃんを見つけてきた。

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ふわふわのうさぎちゃんたちは炙られて、

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みんなのお腹の中へ。(でもクルエルティフリー)

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ファッションのマーケティングの達人のフランチェスカは私とカテリーンと同い年。長年務めた会社が買収され体制が代わり、業務が変わってもう何年も辞めるタイミングを悩んでいて、心身ともに疲れ果てていた。誕生日の直前に晴れて辞められて、本当にいい表情をしていて、私もカテリーンもホッとした。カテリーンと一緒に贈ったプレゼントには、The best is yet to come-最高の時はこれから!と一言添えた。

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4月はお祝い事が多かった。ヴァレンティーナとヴィットリアーノの結婚式もそのひとつ。

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ボローニャのシティーホールで式を挙げたふたり。

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激しいお米とバラの花びらのシャワーを浴びて、

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ボローニャのシンボルの斜塔のふもとを通って、

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お祝いは14世紀の建物のレストランで。

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2年前にリノベーションをしたばかりのレストラン。お祝いの席を一層素敵に演出する花のスタイリングは、友だちのフローリストによるもの。

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建築家のヴァレンティーナも私と同い年。9年前に彼女の建築スタジオのギャラリーで個展をして以来のお付き合い。個展のタイトルは、日日是好日だった。

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ミュージシャンで物書きのヴィットリアーノ、実は弁護士でもあることをこの日に知った。好きなことを思いっきりしている人たちは、本当に素敵だ。

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贈り物は、《一緒に夢をみよう》と綴った本。大好きなふたりに、心からおめでとう!

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どんなジャンルであれ、クリエイティブな人たちと過ごすことは多角的に刺激を受け感化される。この日は友だちのコレクティブなブランド、Atem Metaの初めてのコレクション撮影会。

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親友のユリアが立ち上げたブランドは、陶芸家、仕立て屋、染色家、織りや刺繍家などさまざまなクリエイティブマインドがコラボレーションして、ひとつの世界を作り上げている。サルディニア島から早朝のフライトでやってきた姉妹のような素敵すぎる母子のマガとノアがモデルを務め、家中を使って撮影。シャッターを切る敏腕フォトグラファーのジュリアは、シナジーガーデニングを学んだ自然農法のプロ。畑に写真に話は尽きず、別の日にまたゆっくり会う約束をした。

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女子9人で囲んだランチのテーブルには、染色家のアリーチェが染めたランチョンマットが敷かれ、ユリアと陶芸家のシルビアの陶器が並んだ。仕立て屋のアントネッラのママが作ったパン、ティジェッラに、いろいろなものを挟んでいただく。今回はモデルで来たヴェネズエラ出身のマガは、6人兄弟のママで、ノアは長女。ボローニャの旧市街から12年前に引っ越して、サルディニアの田舎で伸び伸び暮らしている。健やかでエレガントな彼女にすっかり魅了され、いつか遊びに行く約束をした。

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このメンバーでテーブルを囲むのは初めてだったけれど、新鮮で女性らしくて心地よいエネルギーに包まれて、幸せな時間だった。

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鶏のローズも長女のゆまに抱かれてモデルデビュー、お疲れさま。

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無事撮影が終わり、夕方にはボローニャに。向かったのは、中国出身の画家のアンジェラの自宅兼アトリエ。

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アンジェラと繋いでくれたのは、ここの近所の行きつけバールの店主、マウリッツィオ。

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彼女がボローニャの美大を卒業して少し経った2年前の夏。メッセージを何回かやり取りしたことしかなかった彼女に、よかったら泊まりにきてねと誘った翌週、たくさんお土産を抱えて遊びにきてくれた。四川の田舎に住み、桃源郷を思わせる素敵な暮らしをする李子柒(リー・ズーチー)に憧れていた長女のゆまは、妹たちと李子柒ごっこをするくらいはまっていて、初めての中国人の友だちに大喜び。一緒に料理したり中国語を教えてもらったり絵を描いたりして、あっという間に2日がすぎた。

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アンジェラは小さかった三女のたえをモデルに、この2年でたくさん絵を描いていてくれた。どれもこれも愛おしい。

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私がいちばん心を打たれたのは、この作品。出身の西安の田舎に住む少数民族を訪れた時に出会った子ども。涙を流して何か堪えているよう。頭にはハリネズミ。当時のアンジェラの心境を反映した作品だとか。

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アンジェラのお母さんは料理家だった。西安の野菜たっぷりの伝統料理をひとり暮らしの小さなテーブルいっぱいに並べてくれた。食器はお椀やカップなどをすべて使って6人分のテーブルセッティング。お箸はたくさんあるけれどフォークは一本しかなくて、お箸が使えないパオロは貴重なフォークで美味しく食事をいただいた。何もかも愛情がこもっていて、アンジェラのホスピタリティに感激。

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数日後には長距離バスに乗ってパリで好きな画家の展示を見に行って、その夜長距離バスでアムステルダムの友だちを訪れ、それからまたバスでプラハを訪れ、また夜行バスでボローニャに帰るそう。夜行バスに4泊する1週間のひとり旅。美術館や街を巡る楽しみに目を輝かせる彼女の純真無垢なパワーは抱きしめたくなるほど愛おしい。

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ニーナとの出会いも特別だった。カナダの先住民族、モーホーク族の長老のニーナ。地元の友だちで、15年ほど前にニーナの村に3カ月滞在しに行った自然治療師でもあるアンナマリアを訪れに来た。伝承歌の研究や人文学を教え、奈良女子大学をベースに1年間日本各地で公演に回ったこともあるそう。アンナマリアは、ニーナの種族に学んだ月にまつわる女性のみのサークルの儀式を時々オーガナイズしていて、何度か参加したことがある。パスクァ前夜だったこの日は、イタリア各地で伝承歌や音楽の研究やイベントでのパフォーマンスをする団体の会合があり、ニーナの公演設けられた。参加者全員が、セージのお香でスマッジングをし、頭、目、耳、鼻、口、喉、心を清めることから始まる。そして、自分の子どもほど大事だという聖なる太鼓を叩きながら歌う。

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ハートビートと同じだという太鼓の響きと、大地が震えるようなニーナの歌に、全身鳥肌がたった。太鼓には、水を与えたり、春にはイチゴを擦ったりして栄養を与えるそう。それで長年使っている太鼓はうっすらとピンク色になる。ひとつ目に作る太鼓は、誰か特別な人が現れた時に贈り物にする。女性は初めて自分の大切な太鼓を奏でる前には、聖なる火を囲った儀式があり、輪の中心で太鼓を水平に持ち、その周りを女性たちが太鼓を叩いて回る。水平に持った太鼓には聖なるタバコの葉が乗せられ、周りで奏でられる太鼓のバイブレーションでタバコの葉が描く模様から意味を読むのも大切なことのひとつだという。
ニーナが質問に答えながら語った種族の話は辛いことがとても多かった。先住民族はカナダの人口の5%にしかすぎないのに、刑務所に入っている人の40%は先住民族。主な理由は、身分証明書を所持しないため。ニーナは月に数回女性の刑務所に行って、セレモニーを行っている。自分たちのルートを失わないために。昨年、モーホーク族のために1970年に閉鎖されるまで英国教会とバチカンによって運営されていた教会の寄宿学校内で、子どもたちの集団墓地が発見された。150年間続いた寄宿学校内では暴行、レイプ、人身売買ほか大量虐殺が行われ、何千人の子どもたちが犠牲になった。去年レーダーを使った調査で集団墓地が見つかり、ローマ教皇もその事実を認め、謝罪した。私はこの話を知っていたけれど、会合に来ていた多くの人が聞いたことがない、信じられないと目を丸くしていた。ニーナの宗教は、と聞かれ、感謝だと言っていたのが心に響いたのは私だけではなかったはず。

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ニーナはイタリアに着いてすぐ体調を壊し、滞在中ほとんどの時間をベッドで過ごした。みんながニーナを必要としていて、飛行機を降りて携帯電話の電源をオンにした途端に、たくさんのメッセージや着信があったそう。80代のニーナ。きっと疲れが溜まりきっていたのだろう。そんなニーナに感謝の贈り物をしたくて、帰国の前日に少しだけ時間をもらって届けに行った。

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ニーナの太鼓にも描かれているタカの羽根をモチーフにした作品。先住民族にとって円を四つに分けることにはさまざまな意味がある。方角、エレメント、色、季節、メディスンウィール……、ニーナは私がインスピレーションで作った作品から、私のイメージをはるかに超えた解釈をして、とても喜んでくれた。

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作品に添えた手紙は、感謝の手紙だった。みんなの道しるべをしてくれて、ありがとう。知恵を伝授してくれてありがとう。人類の未来のために尽くしてくれてありがとう。壮大な愛で包んでくれてありがとう。あなたの祈りが天に届き、あなたが、世界が神聖な力で満たされますように。そんな内容だった。手紙を読みながら、涙がぽろぽろ流れて止まらなかった。細胞すべてから感謝を表現しているようだった。思考を超えて、心と身体がこんな風に反応する時、何か確固たる真実に触れている気がする。

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ニーナは、スイートグラスを編んだコードを贈ってくれた。彼女たちにとって、セージ、シダー、タバコとスイートグラスは聖なる4つのハーブ。スイートグラスは、あらゆる植物の中で初めて地上に育ったという伝説があり、スイートグラスの甘い香りを吸い込めば、忘れてしまったことさえ知らなかった記憶が蘇ると言われる。ニーナは、これは身を守ってくれるから、車に吊るしておくといいわよ、と言っていた。

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ニーナが勧めてくれた本、そのオリジナルタイトルは『Blading Sweetgrass』、スイートグラスを編んで。ベストセラーで、日本語では『植物と叡智の守り人』(築地書館刊)というタイトルで出ている。ネイティブ・アメリカンの著者が、自然誌、植物学、環境哲学を通し、美しい文章で自然と人との共生の仕方が綴られ、私たちが声なき生命に囲まれて生きていることを思い出させてくれる本。まだ読み始めたところだけれど、日本語版でも是非読んでみたいと思う。

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ニーナからのもうひとつの贈り物、モーホークの女性が作った髪飾り。私はこれをつけて、新月を少し過ぎた日、アースデーに、畑でとあるセレモニーをした。

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それは、女性のムーンサイクル、月経のセレモニー。アメリカの先住民族ほかハワイやサルディニアなど世界各地で行われて来た文化で、たくさん与えてくれる大地に、豊かさを贈り返すこと。この習慣を教えてくれたユリア。パスクァにスイスの家に行ったとき、スカートを履いて庭に直に座って自分なりのセレモニーをした話をしてくれて、「こんな話が気さくにできるのはあなたくらい!」と笑った。

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いつからか、社会的に月経は汚いもの、恥ずかしいもの、といった概念を植え付けられて来たけれど、その昔は神聖なものだった。その時期女性のエネルギーはとても強くなり、男性に悪い影響を与える可能性があるので、結婚していても夫と少し距離を置いていたとか、月経を大地に贈ると、戦いに出た夫が無事帰ってくる、など、興味深い話がたくさん見つかった。月経カップを使っている私は、ジョウロに水と薄めて入れて、自分なりのセレモニーをした。血は栄養価が高く、ブラッドミールと呼ばれる家畜の血を乾燥させて粉末にした有機肥料もあるくらい。この月に一度のセレモニーは、私にとって、大地の恵みをいただき、お返しする、大地とより深くつながるという意味で、とても大切な習慣になるに違いない。

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ところで4月上旬のある日、鶏小屋の前のナラの木につけた鳥小屋をふと窓から見たときのこと。猫たちが木登りするので今年は誰も来ないかと思いきや、西洋シジュウカラが枝を少しずつ降りて来て、巣箱の中に入って間も無く飛び立ったのを目撃。

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覗いてみると、いたいた、きっと卵を抱いているお母さん。ということは、巣箱に出入りしているのはお母さんに食べ物を持ってくるお父さんだったのだ。中には、苔と、庭にマルチングで使っている羊毛が敷いてあってふかふか。気持ち良さそう!

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それから2週間後。箱の近くを通るとよくピーピー声がするように。しばらくすると声がしなくなったので、もしや猫たちが何かしでかしたかと覗くのも怖かったけれど、覗いてみたところ、

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みんな大きく育っていた。よかった! これからフライトの練習をするのだろう。本気で猫対策を検討しないといけないと思っているところ。

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ナラの木は、ついこの間まで枯葉がついていたのが、ここに来て緑の葉が一斉に生えて来た。言い伝えでは、むかしむかし、悪魔が大地を支配しようとした時、神が、落葉樹すべての葉が落ちたら、お前に大地を支配させてやろうと言った。悪魔はそんなの簡単なことだと思っていたが、ナラの木は冬中葉を落とさず、春になってしまい、他の木々は青々と葉を芽吹かせたので、世界を手に入れることはできなかった、とか。

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毎日、その日あったことの感謝メモを書いている。大なり小なり、10項目くらいは書く。自然をリスペクトし、自然とともに生きるニーナの宗教と通じていると思った。英語でもイタリア語でも、泣きやまないなら泣く理由を作ってやろう、という言い方があるが、天は、感謝を続ける人には感謝の理由を作ってくれる、という話を聞いた。

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感謝や喜びは愛より高い周波数。どんなに好ましくないことがあった時も感謝することの意味は、不機嫌はすべての良いものを遮断してしまい、愛と恵の周波数を遠ざけてしまうため。感謝することが難しい時でも、喜び、感謝できることを探していると、感謝できることが次々と引き寄せられるようにやってくる。思考から、「気に入らないこと」を分解、取り消すことを習慣付けて行くと、長年プログラミングされてきた神経回路が書き換えられ、昔からの思い込みの 習慣を断ち切ることができる。世界を良くしたいなら、まずは自分の思考を見直すことから。今日もたくさんの気づき、学び、喜びを、ありがとう。

小林千鶴

イタリア・ボローニャ在住の造形アーティスト。武蔵野美術大学で金属工芸を学び、2008年にイタリアへ渡る。イタリア各地のレストランやホテル、ブティック、個人宅にオーダーメイドで制作。舞台装飾やミラノサローネなどでアーティストとのコラボも行う。ボローニャ旧市街に住み、14年からボローニャ郊外にある「森の家」での暮らしもスタート。イタリア人の夫と結婚し、3人の姉妹の母。
Instagram : @chizu_kobayashi

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