オーガニックコンシャスな生活

楽しくフードロスを考える!サルベージ・パーティ

 

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先日、サルベージ・パーティーを訪れる機会がありました。通称サルパと呼ばれるこのイベントは、集うことで私たちが食べるためにつくられた食料が、失われたり捨てられたりしてしまう「フードロス」について考えるイベントのこと。シェフの手作りの料理を通して、楽しい雰囲気のなかで家庭の食材廃棄を減らし持続可能な社会に貢献できるのです。キッチンになかなか使えず眠っているもの、ありますよね、、。

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会場は中目黒某所、週末にも関わらず、コンセプトに共感して集まったメンバーは、20代から50代までと年齢も職業も様々。各自、自分で買ったもの、お土産にもらったものなど家庭に眠っている食材を1品持ちよります。持ち込める食品の条件は事前に知らされ、家庭での保存方法や消味、消費期限など選定して持ち込みます。

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一般社団法人 フードサルベージ理事の平井巧さん(写真左) 、サルベージ公認シェフの高田大雅さん(写真右)

平井巧さんによるこの活動は全国各地で行っていて、今回は、家庭に眠っている食材とチーズを合わせてサルベージ(救出)しようという企画。

サルベージ公認シェフの高田大雅さんが、即興メニューを考えて作ってくださいました。できたての温かいお料理に舌鼓みを打ちました!

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「フードロス」は、世界でも注目される社会問題です。生産や加工の段階でまだ食べられる【食品ロス】、小売りや消費の段階で食べ残しと賞味期限切れとなる【食料廃棄】があり、「フードロス」は、その総称です。

日本では年間約2,801万トンもの食品が廃棄され、食べられるのにすてられているものは年間642万トン、そのうち家庭ですてられるものは年間312万トンという現状。(出典:農林水産省「食品ロスの現状 H24推計値」) 外出先や外食だけでなくフードロスのうち約半分が、家庭での消費段階で発生しているんですって!

この問題は、消費以上に資源を使ったり、生産したりすることも関係し、私たちの生活が複雑化しているところに経済活動が加わって、「環境負荷」「経済的損失」が増え、世界中で8億人がいまだ飢えているのも事実。

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こういった問題に関わっていくには、まず命をつくる食べものに感謝をすること。そこから消費も心地よい判断が選択できるし、身近なキッチンから実行することが世の中に役立って、それが自分の幸せや、健康にもつながると思います。

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サルパは、思った以上に居心地が良く、本質的にサステナブルな生き方を探る場所になっている気がします。ここでは自分のインプットを増やすことはもちろん、交流のなかで人の話を聞いたり。さらに良い人間関係にもつながって、結果的に心地よいサイクルに入っていけるんです。平井さんの思いが、そうさせるんですね!きっと。

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ぜひ、サルベージ・パーティーに気軽に参加してみてください!新しい世界が広がりますよ。次回は、5/12(土) に東京・上野で開催。今後のスケジュールはHPからぜひチェックしてみてくださいね。

・フードサルベージ HP http://salvageparty.com/

 

都田恵理子

1976年生まれ。フリーランスPR、ローフードマイスター。2013年から自身の体質改善を図るため植物をベースにしたヘルシーな食生活にシフト。日本リビングビューティー協会・ローフードマイスターの資格を取得する。日本を代表するオーガニック化粧品ブランドで10年間PRを経験。オーガニックで美しく健康になることをテーマにウェルネスやビューティに関する旬な情報を発信中。

Instagram:@erikomiyakoda

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