
サク旅におすすめ! 山梨でワイナリー巡り。
こんにちは、まりモグです。
数か月旅に出ないと発狂しそうになるため、今月も旅に出ました。とはいえしっかりとした休みは取りづらいしで思いついたのが山梨のワイナリー巡りの旅。久々にあずさに乗り込み、まずは小淵沢へ。リゾナーレ八ヶ岳内にあるレストラン、オットセッテのランチがお目当てです。


鱒のカルパッチョが主役の前菜です。が、まわりの野菜が鱒越えするほどおいしい!やっぱり、清涼な空気の中で育った野菜はフレッシュで味が濃いです。おともには、ご近所の長野県東御市で造られたリュードヴァンのソーヴィニヨンブランと、機山洋酒工業(株式会社)のキザン・スパークリング。この旅では、日本ワインしか口にしないことに決めました。(ちなみに列車内でも勝沼醸造の甲州100%「祝」を持ち込み)
地元食材×地元ワインのマリアージュに大満足し、勝沼ぶどう郷駅にカムバック。まず訪れたのが、ずっと気になっていたまるき葡萄酒。リゾナーレ八ヶ岳もですが、昨年のフィガロ日本ワイン特集で紹介していたものの、別のエリア担当だったため、私は未体験……。
このワイナリーでは、ブドウ畑を羊たちが歩き回ることで、地表を掘り起こしたり雑草を食べてくれたりと自然なサイクルが息づいています。この時期は、育ち始めたブドウの実を食べてしまうのでブドウ畑にはいなかったですが、その姿はしっかりと目撃できました。呼ぶと近づいてくれたり、人懐っこい……!
こちらはくらむぼんワイン。築130年にもなる母屋など、歴史を感じる建物が素敵です。ワインの試飲も可能。


いっぽうこちらは最新ワイナリー、MGVs(マグヴィス)。製作所が経営していて、この建物ももともと半導体の工場だったそう。最先端な雰囲気が、社屋からもワインからも伝わってきます。有料試飲が可能です。
シャトーメルシャンのワイナリーにも立ち寄り、漫画「神の雫」で見てからずっと飲みたかった「甲州 きいろ香」をテラスでゴクリ。キリっとした印象で、食欲をそそります。
……と飲み歩いていますが、酔っ払っているヒマはありません。夜ごはんももちろん日本ワインを楽しめる店へ。


これまたフィガロで掲載された山の中の1軒家フレンチ、エリソン・ダン・ジュールです。山の中にあるので外は真っ暗……。虫の音が聞こえてきそうな静かな空間で、ゆっくり地元食材を堪能。山梨ワインがグラス、カラフェ、ボトルで楽しめます。お魚に添えられた野草や、訪れたばかりのくらむぼんワインがいちばんのヒットでした。甲州頬落(ほおとし)とう地鶏も絶品でした。
ちなみにこの日は山梨ワインを極めるべく、ワイン民宿鈴木園に宿泊。まわりをブドウ畑に囲まれた、家族経営の素敵な宿です。立派なワインカーヴがあったり、アンティークのワイングッズが展示されていたり、ワイン旅を極めるにはもってこい。日帰りでも、1泊でも可能なワインの旅。次は収穫期を狙っています。
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旅して味わう、日本ワインのふるさとへ。
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