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長瀞の清流を進む、シャワークライミング。

こんにちは、編集NSです。シャワークライミング(沢歩き、沢登り)に初挑戦してきました。

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以前から気になっていたアクティビティで、小学1年生から参加できるツアーを知り、娘と参加しました。場所はライン下りで有名な埼玉県の長瀞。ウェットスーツや専用シューズ、ヘルメットやライフジャケットといった主な装備はレンタルできるので(ツアー料金に含まれています)、気軽に参加できます。

この日は30度を超える暑さでしたが、これから行く川は水温20度くらいとのこと。ウェットスーツを着込んで太陽の下に出ると、汗が止まりません。準備を終えてクルマで10分ほどの場所へ。荒川に注ぎ込む、三沢川という支流です。

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まずは水に入って、座ったり寝転がったりしながら、注意事項や歩き方の説明を受けます。ウェットスーツからじわじわ入り込んで来る水が、ひんやりしていて気持ちいい! 厚着に渋い顔をしていた娘も、川に入ったとたんにテンション急上昇。インストラクターの後を追って、歓声を上げながら沢を登っていきます。シューズのレンタルは22センチから1センチ刻み。対応サイズがない娘は、靴の上にソックスを履きました。歩きづらい様子も、滑ることもありませんでした。

川は10センチに満たないような浅瀬もあれば、大人も足が付かないような淵も。穏やかな流れもあれば、岩をしっかりつかまないと流されてしまうような流れの場所もあります。歩いたり泳いだり、仰向けになって浮かんだり、カニやきれいな石を探したり。

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1カ所、インストラクターの方が教えてくれた、岩でできたウォータースライダーがありました。手を胸の前でクロスして、流れに身を委ねます。かなり勢いのある流れで、たった数メートルなのにスリリング! 三沢川は谷にあり、周囲は土や岩の崖になっています。こんな風に、ちょっと洞窟っぽいところもあって楽しいです。透明度はそこそこといった感じでしょうか。頭の高さにある木に落枝が引っかかっていたりして、増水時の恐ろしい姿を想像させます。谷の地形そのものも、川の大いなる力を感じさせてくれます。

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娘はあまりにも楽しいようで、なかなか先に進んでくれません。大きな岩に、濡れた手をペタペタ。子どもにかかればなんでも遊びになります。途中、秩父鉄道の橋の下をくぐります。ここを電車が?と思うくらい華奢な橋です。そうこう思っていたら電車が通りかかりました。秩父からセメントを運ぶ貨物列車でしょうか?

膝下が水に浸かっている分にはほとんど気になりませんが、身体ごと水に入ると数分で外に出たいくらい冷えます。でもいったん外に出ると、ウェットスーツのおかげで温まり、次第に暑くなり、また水の中に入りたくなります。

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このツアーで歩いた距離は1.5~2キロ、時間にして2時間ほど。高低差はほとんど感じませんでしたが、流れに逆らいながら、不安定な川の中でバランスを取りながら歩きますので、最後には「ふー、疲れた!」(娘は「もう1回歩きたい!」)。これで入門編、難易度の高いコースはさぞスリリングでアドレナリン出まくりなのだと思います。

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今回利用したツアーは、モンベルの長瀞店からスタート。長瀞店はシャワークライミングのほかカヤック、SUP、ラフティングなど川のアクティビティが充実していて、シャワーや更衣室、貴重品ロッカーなども備えていています。フォレストサンズ長瀞というキャンプ場が隣にあり、そちらに泊まってアクティビティをたっぷり堪能する、という方も多そうです。

初心者がシャワークライミングをトライするなら夏。もうシーズンは終わりに近づいていますが、ちょっと気になっていた方は来年ぜひチャレンジしてみてください。川遊びやハイキング、アスレチックや海水浴をミックスしたような遊びで、おすすめです!

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