Editor's Blog

バルト三国の夏休み vol.1 ~リトアニア編~

先日、遅い夏休みで出かけたバルト三国旅の序章をお伝えしましたが、旅日記をここから綴りたいと思います。編集MIです。
バルト三国は、エストニア、ラトビア、リトアニアの三国。今回この三つの国を、2泊ずつで巡ってきました。

まずはヘルシンキ空港へ到着。ここでトランジットし、リトアニアへ向かいます。

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当日はすがすがしい晴天!奥にはマリメッコ号も。

リトアニアのヴィリニュスへ到着したのは夕方。ホテルへチェックインしてひとまず町へ。晩ごはんのレストランは予約済なので、それまでふらふらと旧市街散策です。

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夕方なのにまだ明るく、空も真っ青。

フィガロボヤージュでもご紹介しているレストラン、Kitchenが、旅の一軒目。モダンな内装で気取らない雰囲気が心地いいこの店は、‟毎日普通に食べたい食事に少しだけ僕ららしいアレンジを施している”とのこと。

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早めに入ったのでまだ店内は人がまばら。

 

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色も綺麗なミントのスープ。そしてビーツだったか?記憶がおぼろげですが・・・チーズと合わせたサラダ。

異国での最初の食事は、スープのおいしさに感動。素材自体が本当に素晴らしいのです。ただひとつ、日本のみなさんへアドバイスしたいのが、こちらでは1皿をシェアして食べるという概念がほとんどなく、前菜、メイン、とお皿を3つほど頼むと、一気に全部出てきてしまいます……(^^;)。私たちは最初、それをまんまとやらかし、4皿が全部一緒に出てきて苦笑い、せつない……という経験をしました。なので、「シェアするので一皿ずつ出してね、取り皿も下さい」と伝えればOKです。

旅の最初の町ではホテルをグレードアップしてみました。これがまた……なんとも可愛いホテルでした。こちらもフィガロボヤージュでご紹介しているShakespeare Hotelです。オーナーの文学好きがこうじて客室の名前はヘミングウェイなど作家の名前をネーミング、18世紀のバロック様式を残すクラシックかつ愛らしいホテルです。お部屋はもちろんのこと、レストランの内装も素晴らしく、朝食も美味。朝からなんとも心地よい時間を過ごすことができます。

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壁には古い写真が飾られて、壁紙も素朴でロマンチック。

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館内もいたるところに絵画や古い写真が飾られていて、曲線を描く建築も美しい。

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レストランは両サイドに振り分けられていて、赤い部屋とグリーンの部屋があります。初日は赤、二日目はグリーンのお部屋で朝食をいただきました。

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2日目の朝はイングリッシュブレックファストを。3日目の朝はマッシュルームの目玉焼きをいただきました。

ヴィリニュスの旧市街は異国情緒漂うレトロな雰囲気で、どこかミステリアス。町をゆっくりお散歩しながら教会や大学など見物しつつ、マルシェを覗いたり、少し足をのばして町を流れるネリス川沿いを歩いたり、3つの十字架の丘から市内を見下ろしたり、町と自然を堪能。ここは、本当に町歩きが気持ちいい場所です。

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壁がにぎやかな路地裏。ひとつひとつ見て歩くのが楽しい。

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光がやわらかい昼下がり。旧市街のカフェの脇にはテラス席が出て、みんな思い思いのティータイム。

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シェイクスピアホテルからほど近いSt.Anne’s Church。

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ヴィリニュス大学構内にも教会がありました。古書室にも行きたかったのですがガイド付きツアーでしか入れないということで断念……。

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3つの十字架の丘には子どもたちが集いリラックス。町を走るネリス川で清涼の時間。

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旧市街のなかにあるマルシェ。キノコやディルがもりもりあって、お持ち帰りしたかった……。

そして、ヴィリニュスで心に刻まれた場所が、リトアニア国立博物館。展示内容はもちろんなのですが、空間のたたずまいがセピア色というか……懐かしい空気感でずっとそこにいたくなる場所でした。リトアニアの歴史や人々の生活史を紹介する博物館で、かつて兵舎だった建物を改装したそうです。戦争時に使われた武器や武具、木彫りのキリスト像などの宗教アイテム、民族衣装や生活道具などが並びます。

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戦争時に使われていたらしい、矢じりや岩。丸っこい岩が可愛くて、家に飾りたいと思ってしまった……。うつわなどの生活道具も素敵です。

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さまざまなキリスト像やグラスも、神秘的で美しい。

他の二国に比べて自然もたっぷり感じられるヴィリニュスは、個人的に今回いちばんほれ込んでしまった町でした。時間がなく、十字架の丘や地方には足をのばせなかったため、近いうちにリトアニアだけをゆっくりと訪れたいと、再訪を心に決めました。
バルト三国の夏休み、次回はラトビア編をお届けしようと思います。

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