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森の中を飛び跳ねる、フランス生まれの遊び「パカブ」。

こんにちは、編集NSです。小田原の隣、南足柄市で「パカブ」という遊びを体験してきました。パカブ(Parcabout)が生まれたのはフランスのブルターニュ地方にあるグロワ島。この島は漁業が盛んで、パカブは魚を獲るために使う網を利用するんです。

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こんなふうに、森の中に網で作られた部屋のようなものがいくつもあり、部屋同士がスロープやハシゴ、すべり台でつながっています。このパカブはフランスに二十数カ所、イギリスに5カ所ほどあり、日本は3カ国目。2017年夏にオープンしました。

スタッフの方から注意事項を聞き、最初はスロープをどんどん登っていきます。網なのでフワフワするし真っすぐ歩けず、不思議な感覚。キャーキャー声が出てしまいます。部屋は高いところで8メートルくらい。網の隙間からは地面が見えますから、慣れるまではちょっと怖いです。

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来る前は、ちょっとトライしたら後は外から見学してようと思ってました。ところが……このトランポリンみたいに飛び跳ねられる部屋の面白いこと! 網の反発に合わせるのが最初は難しいのですが、勢いをつけると、網が足を空に放り投げてくれるようになります。同じ部屋にいる人でタイミングを合わせると、さらに高いジャンプに。シルク・ドゥ・ソレイユや『グリーン・デスティニー』のようにはいきませんが、思うようにジャンプできた時の楽しさや解放感で、子どもたちのことを忘れて夢中になってしまいました。

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パカブで使われる網の目合は5センチほど。小魚は逃してしまいそうですが、人間は落ちません。網は二重三重になっていて安心感があります。網にこすれるとなかなか痛いので、遊ぶ際は長袖長ズボンが欠かせません。

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1回2時間枠の入れ替え制。5分もすれば汗だくになってしまい、2時間もつのかと心配になりましたが、休みながら遊んでいるとあっという間に終了時間に。ボールが用意された部屋でサッカーやバスケットをしたり、ジャンプを極めようとしたり、寝転んで空を見上げてハンモックのように揺られたり、いろんな遊び方ができるので飽きることはないはずです。

ふだん動かさない筋肉をたくさん使いますから、エクササイズや部活のトレーニングにもいいかもしれません。早起きさせられて不機嫌だった人が、笑いが止まらなくなるくらい楽しい遊びを、子どもだけに独占させるのはもったいない。ぜひ大人の方にもトライしてもらいたいと思います。

すぐ近くには汗を流せる温泉があり、クルマで15分のところにはアサヒビールの工場レストラン。魅惑のトライアングルを巡る休日はいかがでしょう?

パカブ

神奈川県南足柄市広町1544
営)4月~10月:9時~17時 11月~3月:9時~16時
1回2時間入れ替え制、定員200人
休)月(祝日の場合は営業し、翌日休み)、12/29~1/3。7/15~8/31は無休
料)小学生以上¥2,500
予約可(週末は予約したほうがいい)
http://parcabout.jp

 

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