Editor's Blog

台湾の美味しい旅。

こんにちは編集Tです。
フィガロジャポン3月号よりスタートした新連載、
料理家の細川亜衣さんによる連載「旅と料理。」を担当させて頂いています。
WEBの方では、誌面では紹介しきれなかった旅のアドレスなどをご紹介したいと思っております。
WEBの第一回目のエッセイでは、
細川亜衣さんが料理家を志した理由が語られていますので、そちらもぜひご覧ください。

さて、今回、細川亜衣さんと旅をして驚いたのは、料理家の食への好奇心。
いわゆるレストランには興味を示さず、
その土地のひとたちが普段、生活の中で食べている味をもとめて、どこまでも歩きます。
市場や街の食堂など、
目に留まって気になったもの、口にしたことがないものを見たら、なんでも食べます。
あの細い体のどこに入ってるのか、と不思議になるくらい、ほんとうによく食べる。
私はよく食べる方だという自覚があったのですが、
「Tさんはずいぶんと小食なのね。もっと食べて!」と励まされました。

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今回、台湾の旅でお世話になったのは、
台湾在住のエッセイストの栖来(すみき)ひかりさん。
栖来さんがおっしゃっていたのは、
「食べる」とか「買う」などの物質的なことだけではなく、
その土地の文化や風俗を知ると、
旅をする際の視野も広がるし、旅はもっと楽しくなる、ということ。
旅をするときの空間意識がもう少し広がるような、そんな街歩きのナビゲートのヒントになるような連載になったらいいな、と思っております。

最後にご紹介するのは、
今回の亜衣さんの料理のヒントになった朝食のお店。
油化街から近いので、街歩きの際に寄ってみてください。

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私たちが注文したのは魚丸湯。
鶏とセロリの透明なスープに、
魚のすり身やイカのすり身で作ったふわふわのお団子が浮いています。
お団子の中には豚挽き肉の餡が入っていて、
ふわふわのすり身と、ぷりぷりの肉団子の触感が楽しめます。
あっさりとしてあたたかくて優しい味なので、朝食にもお勧めです。

佳興魚丸店
台北市大同區延平北路二段210巷21號

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