Editor's Blog

子どもとスキー!の始め方。

こんにちは、編集NSです。先日、群馬県の宝台樹スキー場へ行ってきました。関越道の月夜野インターあたりまでは雪もほとんど見当たりませんでしたが、水上インターを降りると突然、白銀の世界に。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」ではありませんが、この景色の変化はいつもテンションが上がります。

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天気もよく、リフトで尾根に上ると谷川連峰方面の絶景が見渡せました。来てよかった!と思える瞬間のひとつです。

今回は、子どもとのスキーにご興味のある方に向けて体験談を記してみようと思います。私も始める前はいろいろ不安でたくさん調べました。

いつから始める?

スキーブーツは15~16センチから用意されているので、早ければ3~4歳くらいからでしょうか。我が家は3歳から始めてみましたが、「あれをやってみたい」とスキー姿のお兄さんお姉さんを指すまで、ソリや雪遊びを楽しみました。雪の上ってなんだか楽しい、高いところから滑り降りるとスリリングで楽しい、と思ってもらうのがいちばんです。何歳から始めても遅いということはありませんし、お子さんの人数や歳の差なども関係してきますので、「いまなら行けるかな?」と思った時にトライしてみてください(私は親と行ったことがなく、スキーデビューしたのは高校生の時です)。

どこで始める?

自宅から近いところを優先するのがいいと思います。最初のうちは、キッズパークのようなところで遊んだり、リフトも使わないようなスキーセンター周辺で練習することもあります。寒さで機嫌を損ねて、「もうやりたくない!」となる可能性も。最近はどのスキー場もキッズ向けの環境を充実させていますので、どこでも同じというのは言い過ぎですが、負担の少ない近場がおすすめです。

あと、最初のうちは特に、気持ちいい気候の下で遊ぶことが重要です。我が家は比較的晴天率の高い中央道沿いのスキー場を選びました。風が強かったり雪が予想される日は、宿を予約しているのでなければ、思い切ってやめてもいいと思います。

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長野にあるシャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳。初めて子どもを連れて行ったスキー場です。そりゲレンデの向こうには雄大な八ヶ岳が見えます。そりゲレンデはなかなかスピードが出て、大人でも楽しめますよ!

道具はどうする?

基本の道具(板、ブーツ、ストック)、身に着ける道具(ヘルメット、帽子、グローブ、ゴーグル)、ウェアに分けて記してみます。まず基本の道具について。毎週のようにスキー場に行く人は別として、毎年サイズが変わる小さい頃はレンタルがいいかもしれません。ストックは当分いらないと思います。大人は定期的に行くようになったら購入を検討してみてもいいかもしれません。私はブーツとストックは自分のものを持っていて、運搬やメンテが大変な板はレンタルしています。

続いて身に着ける道具について。こちらもレンタルしているところが多いように思いますが、肌に触れるということもあり、スキーが楽しくなったら買ってもいいかもしれません。グローブは2年くらい、ゴーグルはもうちょっと使えると思います。ヘルメットのサイズがある年齢になったら、帽子ではなくヘルメット着用がおすすめです。最近は大人も子どもも、ヘルメットの人がかなり増えています。

ウェアも、年に何度も行くようなら子どもも大人も購入を検討してみてはいかがでしょうか。子どもは1着で2~3シーズンいけると思います。大人用はおしゃれなものも多くて、選ぶのが楽しいですよ!

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どうやって教える?

教えるというほどのことはしてませんが、体験談を記してみます。親が上手でないと一緒にできないなんてことはなく、緩斜面を滑ることができればなんとかなると思います!

我が家がまずやったのは、緩斜面を数十メートル、繰り返し滑るというもの。押したり抱えたりして斜面を上り(筋肉痛になります)、ひとりが下で待ち構えて受け止めます。この時に、「トライスキー」という道具を使いました。幼稚園・保育園のうちはまだ脚の力が弱いため、板の先が交差してしまい、転んでしまいます。このトライスキーは板の先端をつないで止める道具で、これがあると板が交差して転ぶことがなくなるんです。トライスキーに頼ってしまうので使わないほうがいい、という考えもあるようですが、1~2シーズンで外れますので、お子さんが苦労してたら使ってみるのもいいと思います。

斜面を板で滑る感覚に慣れてきたら、緩斜面コースのリフトに。怖がるうちは自分の前に抱えるようにして(脚がガクガクになります)、怖がらないところは自分で滑ってもらいました。「足をハの字に」とか「板を内側に傾けて」とか言っても4~5歳の子どもには伝わりませんので、その後はゆるい林間コースを選んで何度も滑って、滑る面白さやなんとなくの曲がり方を覚えていってもらいました。

子どもが楽しんでくれるようになったら、あとはもう上達あるのみです。いずれはスキースクールの半日レッスンなどを利用して、上手な人に教えてもらいたいと思いますが、いまは思うままに気持ちよく滑ってもらうことを優先しています。

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朝の宝台樹スキー場。山の向こうから太陽が上ってきて、きれいに整備されたゲレンデを照らしています。気持ちは逸りますが、リフトはのんびり進んでいきます。

スキーではなくスノボ、という方も多いかもしれませんね。まだ小学校に入っていないような小さな子どもで、かなり上手なちびっこスノーボーダーを時々見かけます。

レベルに合うスキー場を選んだり、天気や道路状況とにらめっこしたり、スキー後の温泉や食事をあれこれ探したりするのも楽しい時間です。子どもは転んだり泣いたりもしますが、さっきできなかったことができるようになって、どんどん自信を持っていく様子は頼もしいです。ご興味ある方、ぜひ一度雪山に行ってみてください~。

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