ボストン美術館の至宝を、じっくり鑑賞できる特別チケット。

こんにちは、編集NSです。美術館や博物館が集客のためのさまざまな試みをしていますね。コラボグッズは各主催者のアイデアの見せどころ。著名人を起用したスペシャル音声ガイドやトークフリーデー（会話を楽しみながら鑑賞できる日）を開催するところも増えてきました。

この春（4月16日～7月5日）開催の『ボストン美術館展 芸術×力（げいじゅつとちから）』で気になったのが、1月16日から発売開始となる数量限定の「プレミアムナイトチケット」。チケット購入者だけが入場でき、決められた時間帯には館内での撮影ができます。話題の展覧会は作品の前に辿り着くことすら難しく（背が低い私は背伸びばかりしていて疲れてしまいます）、追加料金を払ってでもじっくり鑑賞したいという方は多いはず。また、一部撮影可のことも増えてきましたが展覧会は基本撮影不可で、いっぽうで手元で見るなら図録写真のきれいさに敵うものはないものの、自分のカメラに収めたいという私のような方もきっといらっしゃいますよね。

このプレミアムナイトチケットは展覧会カタログ＆音声ガイド（声優の鈴村健一と櫻井孝宏）もセットになっていて、こういう試みが増えるといいなと思っています。忙しい若い世代がミュージアムをじっくり楽しめるような、たとえばアンダー30限定デーとかも増えるといいです！（病院の診察も現役世代優先デーが欲しい……）

ボストン美術館は、アメリカ独立100周年の記念日（7月4日）に当たる1876年に開館。世界中のあらゆる時代の美術工芸品を収集していますが、日本美術に関して、日本国外では最も充実したコレクションを持つことでも知られています。今回の展覧会にももちろん、貴重な日本美術の数々がやって来ます！

吉村周圭『寛政内裏遷幸図屏風』江戸時代、寛政2-7年（1790-1795年）
Museum of Fine Arts, Boston, Fenollosa-Weld Collection

増山雪斎『孔雀図』江戸時代、享和元年（1801年）
Museum of Fine Arts, Boston, Fenollosa-Weld Collection

伝 狩野永徳『韃靼人朝貢図屏風』桃山時代、16世紀後半
Museum of Fine Arts, Boston, Fenollosa-Weld Collection

※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。