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木挽町辨松のお弁当。

基本的におうちで自炊して食べるのが好きな私、編集MIですが、ここ最近はそればかりなので、自分のつくるごはんに少々飽きてきました。そんな時は、スーパーのお惣菜をいろいろ買ってみたり、いつもはオリーブオイルと塩だけど胡麻和えにしてみようか、など、少しばかりの工夫をしています。
そんななか、Twitterを見ていると衝撃のニュースが舞い込んできました。

「木挽町辨松閉店」……

歌舞伎座の向かいにある木挽町辨松は、152年続く老舗のお弁当屋さん。歌舞伎ファンにはもちろんなじみが深く、Twitter上では歌舞伎ファンをはじめ、たくさんの方が悲しみに暮れている様子が流れてきました。
私も歌舞伎が好きなので、152年も続き、「歌舞伎と共に今に伝える江戸の味」と銘打つ辨松さんがなくなってしまうのはとてもさみしい気持ちです。

閉店までにぜひその味を!と思っていましたが、銀座までなかなか出かける機会もなくなってしまい(歌舞伎公演も当面中止となっていますので)、もう食べられないのかなと思っていたところ……

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こちらは「赤飯二重」弁当。赤飯、玉子焼、めかじき味噌焼、蒲鉾、うまに(里芋、筍、つと麩、牛蒡、椎茸)ほか、切いか、奈良漬、梅干まで。包み紙も可愛いのです。

目黒のプレッセで発見! 最近のお昼はお弁当を買っていたので、迷わずこちらを購入。ありがたくいただきました。あらためてじっくり食べると、味がしっかりしているのにまったくくどくなく、素材感と味がじんわりほわっと口中に広がります。なんとも滋味深い味わい。普段おこわってあまり食べませんし、好んで食べることも少ないのですが、辨松さんのおこわはさらっと食べられて、でも後を引く、絶妙の味加減でこれはクセになります。

そして翌日のお昼は…… 

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「白飯二重」弁当。おかずは「赤飯二重」と同じです。包み紙は「赤飯二重」弁当と異なり、こちらも風情があります。

今度は白米のほうを。こちらはシンプルに、白米にゴマと梅干が。

辨松のお弁当で、ここ最近のマンネリだった食生活に彩りをいただきました。本当は銀座のお店へ伺ってお惣菜なども買いたいのですが、近くでお弁当を購入できたことに感謝したいです。

木挽町辨松の営業は、4月20日まで。やっぱりさみしいです。

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