国際女性デーは毎年ちょっとブルーだけど...
遅ればせながらですが、国際女性デー、おめでとうございました。みなさん、どう過ごされましたか?
2019年にサン=ジャン=カップ=フェラで見たミモザ。ミモザの咲く時期は各地でお祭りがあったりで、とても賑やかでした。
編集TFは、毎年国際女性デーは喜ばしくあるもののちょっとブルーになります。なぜならこの日に報じられるデータ(日本のジェンダーギャップ指数の低さだったり、女性の働きにくさだったり、男女の賃金格差だったり……)を見ていると、心悲しくなるから。
ですが、今年はちょっと希望が持てる話を耳にしました。
カルティエが「ウーマンズ パビリオン」を出展した2020年国際万博の開催地UAEは、同年のジェンダーギャップ指数は120位(日本は121位でした)だったものの、2年後の22年には68位(日本は116位)に浮上したそうです。
昨日、2025年大阪・関西万博のカルティエ「ウーマンズ パビリオン」のコンセプトが発表されました。UAEのジェンダーギャップ指数の浮上と万博開催とに因果関係があるかはわかりませんが、もしかしたらこの大阪万博開催、そしてカルティエ ウーマンズ パビリオンをきっかけに、いろんな角度からいろんな議論が巻き起こって、日本のジェンダーギャップ指数が浮上する、なんてことが起こるのかも、とワクワクしました。
大阪・関西万博といえば、公式キャラクターの「ミャクミャク」さんがかわいい。性別不詳な不思議な生き物なのも、ジェンダーギャップを飛び越えてくれそうな感じがします。
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ところで、叫ばれて久しい「女性活躍」ですが、新聞なんかでこの言葉を見るたびに違和感を感じてきました。よくよく考えてみたら、“活躍”って、活き活き躍ると書くんですね。「ハッ、ホッ、ヤッフー!」って三段跳びするマリオじゃん、とか思いましたが、多分そういうことなんですよね。“活躍”は自分の中の気持ちと活力がついてこないとできないもので、外から押し付けられたり、“しなくちゃいけないもの”であったりするものではないと思うんです。
だからこそ、一人ひとりが“活躍”して暮らし、働くには、まず自分自身はどうしたいか、自分が心が躍る瞬間ってどんな時だろう、と考えることから始まるのではないかな、と思っています。その答えは人によって違うし、正解はきっとないです。そして時の流れとともにどんどん変わっていくものかもしれず、考えるのがつらくなる時もあると思います。
そんな不確実で、でも大切なことを考え、感じる心や時間のスペースを常にどこかに持てる、そして「ちょっと違うな」と思ったり悩んだりしたら、助けを求めたり話せる人やコミュニティがある——そんな環境を、職場でもプライベートでもそれぞれお互いに協力してつくっていくことが、女とか男とかジェンダー関係なく、みんなが“活躍”できる社会の第一歩なのではないかと考えています。
私がいま担当しているフィガロジャポンBusiness with Attitude(BWA)は、「新しい時代、美しく豊かに働く」をコンセプトに掲げています。「美しく、豊かに」は物質的なことというよりも、自分が心躍り、楽しみ、幸せだと感じると同時に、周りや社会にも良いインパクトを与える、そんな働き方を指しています。まずは女性たちがそんな働き方を実践していくことで、ジェンダー関係なく、すベての人に「美しく豊かな働き方」が広がっていくのではないかな、と期待しています。
ということで、本日20:00〜、BWA定例無料セミナー開催です! 新しい時代の、美しく豊かな働き方、一緒に考えてみませんか?
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