Editor's Blog

心があったかく、そして元気になる本。

こんにちは。編集AIです。
寒い日が続きますね。
そんな寒いときは、のんびりお風呂に入って眠る前に読書。が、わたしのしあわせ時間。

というわけで、今日は最近読んだ本の中で心に残っている2冊をピックアップ。

まず1冊目は、フィガロ本誌で、『パリ行ったことないの』という小説を連載中の
山内マリコさんの待望の新作!

01-PIC_0564a.jpg『アズミ・ハルコは行方不明』(幻冬舎)

アズミ・ハルコって誰やねん?と思いながら、手に取ったのですが、
読み進めたらもう一気読みです。
少女ギャング団、バンクシー、村おこし型アートイベント、キャバ嬢からネイリスト目指しちゃうような女の子......
わかるわかる!と共感しながらも、
映画のようにスピーディーな展開で、面白すぎです。
そして、読後には、「ビバ!ガールズ」と、思わず叫びたくなりました。


そして、今度はテンションがガラリと変わって、
フランスの哲学的なエッセイ。

02-PIC_0565a.jpg『人生の塩~豊かに味わい深く生きるために~』(明石書店)

フランスで30万部のベストセラーという新刊なのですが、
著者は、レヴィ=ストロースの後継者として話題のフランソワーズ・エリチエ。

スコットランドにいる知人にあてた手紙をベースにしたエッセイで、
人生の思い出(著者が考える、人生に豊かな味わいを与えてくれる"人生の塩")が、
いくついくつも書き連ねられているのです。

例えば
――――石をける、
両親がうんざりして見守る中で膝のかさぶたを剥く、
アーティチョークの花やユーカリの種はどんな色や形をしているのだろうと考える、――

この"人生の塩"の言葉を読み続けていくうちに、
幼かった頃からつい昨日のことまで、
いろいろな小さな小さな、自分の想い出が頭の中に浮かんできて、
静かに、じわじわと、しあわせな気持ちになります。
そんな本です。

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