
見えない愛を探り続けるカメラマン。
こんにちは。編集TAOです。ギャラリーを巡るのがライフワークのわたし。ずっと気になっていた、ちょっとおもしろい写真を撮るカメラマンさんの展示を見に行ってきました。
カップルを真空パックに閉じ込めるという前代未聞の手法で知られている、カメラマンHALさん。10年以上に渡って、このスタイルで撮影されています。カンヌライオンを受賞したことで海外でも大きく取り上げられ、HALさんに撮影してほしいと、わざわざ日本へやってくるカップルも多いのだそう。
なぜ真空パックに?と疑問を持たずにはいられませんが、真空パックに閉じ込められることで、空気さえもないピュアな状態になり、ふたりの仲も深まるのだとか。なんだか苦しそうだけど、体験してみたいような・・・。
そして今回、恋人のことを撮影した新シリーズが展示されていると聞き、ギャラリーに向かったのですが。ずらりと並んでいたのは、闇に浮かび上がる炎のような写真。
実はこれ、彼女の肌に光を近づけて体内を巡る血液や細胞を浮かび上がるように撮ったもの。外側からでなく内側からも、恋人のことを知りたいと思ったことがきっかけだったのだとか。恋人に対する愛情表現も、やっぱり個性的でおもしろい。
HALさんの写真を見て、可視化できない奥深い愛について思考を巡らせてしまったのでした。
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