
聴くほどに味わい深いバンド、アラバマ・シェイクス。
こんにちは、編集NSです。
最近気に入っているアーティストのひとつが、アラバマ・シェイクス。
名前のとおりアラバマ州出身の新人バンドです。
ソウルやブルースを取り入れた南部らしいロックで、
女性ヴォーカリスト、ブリタニー・ハワードの歌声がとにかくかっこいいんです。
2月に行われたグラミー賞の最優秀新人部門にノミネートされていて、惜しくも受賞は逃しましたが(受賞したのはファン.)、さまざまな年間ベスト的ランキングに入っていたり、音楽誌の表紙を飾ったりと、アメリカやイギリスでは大ブレイクしています。
現在日本で公開中の映画『世界にひとつのプレイブック』では、アルバム未収録の「Always Alright」という曲が使われています。
この4人組バンドに興味を持ったきっかけは彼らの出身地。
アラバマ州アセンズというその田舎町に、小学生の時に行ったことがあるんです。
ブルースを学びに行ったわけではなく、国際交流プログラムの一環でホームステイをしたのですが、
私のその後の人生に大きな影響を与えた"初めての海外"でしたので、「アラバマ」という言葉にはいまでも反応してしまいます。
音楽ですと、その名もアラバマというバンドがいますし、ドアーズやニール・ヤング、ジョン・コルトレーンがアラバマという名の入った曲を作っていますね。
いちばん有名なのはレーナード・スキナードの「Sweet Home Alabama」でしょうか。
映画『フォレスト・ガンプ』に使われていて、その名も『Sweet Home Alabama(「メラニーは行く!」)』という映画でも使われていました。
アラバマ・シェイクスに話を戻しますと、彼女たちは見た目が売りのバンドではありませんし、音楽的にも"聴きやすい"という感じではありませんが、こういった音楽がさまざまな形で評価される音楽シーンというのはうらやましいです。
アイドルがチャートを独占しているような日本の状況を見るにつけ、余計にそう思います。
ブルースつながりで言いますと、最近来日公演を行った新人ブルースギタリスト、
ゲイリー・クラーク・ジュニアもおすすめです!
アラバマ・シェイクス
『ボーイズ&ガールズ』
(¥2,490 ホステス)
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