栗山愛以の勝手にファッション談義。

リアルパリスナップ、グラデーションヘアが気になるぞ。

10月はドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のエルちゃんのかわいさあまってつい先走り来季の話をしてしまったが、パリコレに行った時の話をすっかりすっ飛ばしてしまっていた。そうです、9月末から10月頭にかけて、半年に一度のお楽しみ、仕事と称するファッション欲を満たす旅、パリコレに行ってきたんでした。

いつものプライベートな旅行ならストリートにぎんぎん目を光らせながら歩くのだが、ショーや展示会のアポイントの時間を気にしながらだったり、会場までの地図とにらめっこしながらだったりの少々あわただしい移動なのでいつものようにはおしゃれさん捕獲が難しいパリコレ。そんななかでも目に奪われたのがこの方。

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毛先緑の微妙なグラデーションカラーヘアがまず気になるが、その感性はスタイリングにも反映されている。変な色のマフラーとリュック、極太パンツのシルエットが独特。うーん、おしゃれなんだかそうでないんだか、判断に迷う。でも気になる。

そんな錯綜する思いを胸に秘めながら毎季必ず爆買いに訪れるショップ、ザ・ブロークン・アームのカフェの窓際の席で昼食をとっていると、イケてる男子たちが外の席に。

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ロレックスのロゴ入りパーカに派手な色のジャンパーの彼もいいけど、おとなりのピンクのグラデーションヘアもまたいい。と、やはりヘアスタイルが引っかかる。

ショーを見ていても、真っ白なフェザーを付けたメゾン マルジェラやモデルのハイアンドラ・マルチネスのコーンロウに釘付けだった。

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年甲斐もなく、次はどんな髪型にしようとするんだ自分…

そうこうしながら路線バスに乗っていると(スタイリストさんのおすすめもあり、地下深く潜らなくて済むバスを毎季愛用している)観光客とおぼしきおじさんが持っているパリのおみやげバッグが目に入る。

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2018年春夏のバレンシアガは見慣れた既製品をモチーフにしていて、お土産品に着想を得たものもあった。これはまさにそのインスピレーション源であるに違いない!

が、「どこのお土産屋さんで手に入れたんでしょうか?!」と聞く勇気はなく、自力で方々のお土産屋を巡っては撃沈。シャルル・ド・ゴール空港でいつもなら目もくれないPARISキーホルダーを購入して荒ぶる心を鎮め、帰途についた。そんな旅路だったのでした…。
 

栗山愛以

ファッションをこよなく愛するモードなライター/エディター。辛口の愛あるコメントとイラストにファンが多数。多くの雑誌やWEBで活躍中。

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