Blog

  • HOME
  • BLOG
  • メリメロ・ドゥ・パリ/東京
メリメロ・ドゥ・パリ/東京

猫の人権?5歳の不機嫌猫のフォロワーは246万人。

 あごを籠の縁にのせて、いかにも不機嫌そうな顔をしてこちらを睨みつけているこの猫、
「グランピーキャット」は、246万人のフォロワーを持つインスタの世界では女王格のセレブ猫だそう。本名は「ダダール ソール」というらしいけど、「グランピーキャット」として、ネットの人気猫になっている。

 

Grumpy Catさん(@realgrumpycat)がシェアした投稿 -

スカルと撮ったり、サンタの帽子を被せられたり、タイアップ商品と撮ったり、連日アップされる写真は、たちまち世界に広がっていく。

 

Grumpy Catさん(@realgrumpycat)がシェアした投稿 -

 

Grumpy Catさん(@realgrumpycat)がシェアした投稿 -

 ところがその猫がイメージ・キャットになっているある飲料メーカーから、「グランピーキャット」をもじって、「グレネード・ビバレッジ」という飲み物を出したのが、どうやら気に喰わなかったらしく、猫の飼い主はイメージが損なわれたといって、たちまち飲料メーカーを告訴することに。

 果たしてインスタで有名になった場合、その名前を勝手に使用していいのだろうか、と
いうこともあり、ネット界ではこの裁判の成り行きが注目されていた。

 ところが思いがけず、猫側の勝訴となり、
米の裁判所は飲食メーカーに、57万2千ユーロのイメージを傷めた損害賠償金を飼い主に支払うように命じたという。円でいくら?
7715万円だというから驚く。

 こうしてグランピーキャットは、なにもしていないのに、莫大な収入を飼い主にもたらしたことになるし、ますますその顔が「どや顔」になり、世界のフォロワーたちを喜ばせている。

 それにしても「インスタ」だから、簡単にその名前を利用できる、と思ったら大間違いのようだ。今では猫には猫の人権もあるし、
うっかりからかったら、痛い目にあうかもしれないから、気を付けよう。

 もっともそんな大層な額の不労収入が入るのなら、うちの甘えん坊のデレデレ猫「ピカビア」も、少し位からかわれてもいいのだけど。

 だけどやっぱりそれも可哀想かも。

180131_murakami.jpg

村上香住子

フランス文学翻訳の後、1985年に渡仏。20年間、本誌をはじめとする女性誌の特派員として取材、執筆。フランスで『Et puis après』(Actes Sud刊)が、日本では『パリ・スタイル 大人のパリガイド』(リトルモア刊)が好評発売中。食べ歩きがなによりも好き!

ARCHIVE

MONTHLY

LATEST ENTRIES

BRAND SPECIAL

    BRAND NEWS

      • NEW
      • WEEKLY RANKING
      SEE MORE

      RECOMMENDED

      WHAT'S NEW

      LATEST BLOG

      FIGARO Japon

      FIGARO Japon

      madame FIGARO.jpではサイトの最新情報をはじめ、雑誌「フィガロジャポン」最新号のご案内などの情報を毎月5日と20日にメールマガジンでお届けいたします。