Blog

  • HOME
  • BLOG
  • メリメロ・ドゥ・パリ/東京
メリメロ・ドゥ・パリ/東京

アイスクリーム、古着、ときどきセレブとパリ散歩。

ルイ・ガレルもやってくるコルシカ島のアイスクリーム屋や流行遅れを意味する店「デモデ」など、パリ散歩へ。

左岸のフェロウ通りは、サン=シュルピス寺院からリュクサンブール公園に向かう小さな道で、パリに住んでいた頃、公園にある大好きな楡の木を見に通っていた。
通りの塀には十九世紀の天才詩人アルチュール・ランボーの「酔いどれ船」の一節が書かれていて、いかにもカルチャー・エリアだ。

180813-image2.jpg

一年振りにきてみると、その通りにコルシカ島のアイスクリーム屋「ピエール・ジェロニミ」ができていた。
教えてくれたのは、近所に住むパスカル・グレゴリーで、少し前にルイ・ガレルと行って「ブランチが美味しかった」というので、早速エルメスのプレスのイナ・デルクールと行ってみる。

ブランチを頼むと、デザートとしてではなく、おかずとしてアイスクリームが添えられていた。食べてみると、甘くはなく野菜のような味がして、いわば大人向けのアイスクリームみたいで、すっかり気に入った。ギャルソンに聞いてみると、それはコルシカ島のチーズケーキのようなもので、フィアドーネ、というものらしい。
近くのサン=シュルピス通りの友人宅に逗留していたので、それからは何度もこの店に出入りしていた。

Pierre  Geronimi   アイスクリーム屋
5 rue Ferou  75006

180813-kasumi01.jpg

翌日ジェーン・バーキンの5区の自宅に遊びにいき、早速そのコルシカ島のアイスクリーム屋の話をしたら、「私、その通りに引っ越すの」というのでびっくり。庭付きの今の家を売って、サン=シュルピスにいくという。思い付いたら即実行がジェーンの流儀だ。

サン=シュルピス通りのすぐ近くのギザール通りには、新しいバッグ屋がオープンしていて、ジオメトリック柄のバッグがあったので、それを見ていると、女店主に声をかけられた。
「どのバッグも、破損したらタダで修理をします」
皮革でないのに、そんなアフターサービスを? 持ってみるととても軽く、値段が150ユーロくらい。「日本で売りたいのですが、どこかご存知ないですか?」と聞かれる。
どなたかご関心のある方は、連絡して上げて下さい。

180813-bag.jpg

Justine Red   バッグ屋
2  rue  Guisarde 75006

「デモデ(流行遅れ)という店名なの?」
 ポールヴェールの蚤の市にいった時、コンセプト・ストア「メルシー」のオーナーだったマリー=フランス・コーエンに会って、彼女の新しいショップ「DEMODE」の話をきく。
行ってみると、お洒落なアンティークや新しいインテリアグッズを集めた店だった。まだこれから進化するのよ、とマリー=フランスが言っていたので、期待したい。

DEMODE  雑貨、アンティーク
70  rue de Grenelle 75007

今このブログを書いていたら、モンマルトルにあるかわいい小さな家で、「イグレーヌ」という古着屋をやっている、元マルジェラのモデルだったエリさんから、無事女の子を出産した、という連絡がきた。私が会った時は、臨月みたいだったけど、今度行ったら、お店の二階から赤ちゃんの泣き声がきこえてくることだろう。古着が好きな方、ぜひ行ってみてください。

 IGLAINE 古着
14  rue Nicolet  75018

180813-kasumiko02.jpg

私がそこで見つけたGジャンは、「あ、それはウィーンの消防士の制服で、デニムの初期のものよ」とエリさん。東欧のものなど他で見かけないものが多いし、パートナーのラファエルとモード好きなふたりが集めたので、レアものがみつかる。

ルーヴルのドラクロワ展や装飾美術館のマルジェラ展、カルティエ財団の石上純也展などには行ったけど、とても行きたかったジャコメッティのアトリエを逃してしまった。
映画『ジャコメッティ、最後の肖像』は観ていたし、次回は是非行きたいものだ。ジェームズ・ロード役は『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマーだった。

 Institut  Giacometti   アンスティチュ ジャコメッティ、要予約
5 rue Victor Schoelcher 75014

パリからブリュッセルに行ったり、マラケシュに行ったり、終始友人宅を訪ね歩いていた。
マラケシュに新しくできたサンローラン美術館は、花の咲き乱れたマジョレル庭園の隣にあって、ベルベル様式の土の色の建物に展示されたクチュールのコスチュームは、その殆どがオリジナルものだし、見応えのある素晴らしい美術館だった。

Musée Yves Saint Laurent Marrakech

実によく食べて、よくおしゃべりをした旅だった。

村上香住子

フランス文学翻訳の後、1985年に渡仏。20年間、本誌をはじめとする女性誌の特派員として取材、執筆。フランスで『Et puis après』(Actes Sud刊)が、日本では『パリ・スタイル 大人のパリガイド』(リトルモア刊)が好評発売中。食べ歩きがなによりも好き!

ARCHIVE

MONTHLY

LATEST ENTRIES

BRAND SPECIAL

    BRAND NEWS

      • NEW
      • WEEKLY RANKING
      SEE MORE

      RECOMMENDED

      WHAT'S NEW

      LATEST BLOG

      FIGARO Japon

      FIGARO Japon

      madame FIGARO.jpではサイトの最新情報をはじめ、雑誌「フィガロジャポン」最新号のご案内などの情報を毎月5日と20日にメールマガジンでお届けいたします。