
石田ゆり子さんとパリ話に花が咲いた鎌倉隠れ家名店。
鎌倉日仏協会主催で「サロン・リテレール」というトーク・サロンを、月一で開催することになり、9月からは鎌倉文学館が会場になるけど、昨日は鎌倉婦人子供会館で開催を。ゲストは「ブルータス」の編集長を14年間務めた西田善太さん。
インスタのフォロワーが300万人という石田ゆり子さんから「行きますよ」という返事だったけど、まさか東京からわざわざ、と半信半疑でいたら、親しくしている礼子さんと2人で笑顔で到着、感激。
トークショーが終わってから、ゲストの西田善太さんの知り合いの店「祖餐(そさん)」にみんなで行く。御成通りから路地裏に入り、隠れ家風の小さな扉から秘密の階段を上がったところにある雰囲気のあるワインバー、おばんざい風の小鉢が、緩やかなリズムで運ばれてきて、名店の風格。店主の石井英史さんは、鎌倉のワイン通として知らない人はいないという。(神奈川県鎌倉市御成町2-9)
ゆり子さんとお友達の礼子さん、2人の雰囲気にすっかり魅了されてしまい、その夜はパリ話をしながら、話術上手(声もいいよ)の善太さんも加わり大盛り上がり。
鎌倉に移住してから、ずっとコロナ(だから早目の夕食)だったので、久しぶりに笑い声の絶えない賑やかなディネだった。お料理だけでなく、やはりその夜の顔ぶれが素晴らしかったから。
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このところパリに行きたい気分が募るばかり。パリにいる女友達に、最近どういうところに行っているの、とききたくなり、メールを送るとすぐに返事がくる。
こういうのはうれしい。愛する都市で持つべきものは大切なアミだとつくづく。
ローマ風イタリアン・レストランの「シビュス」にはよくいくらしい。
オペラ界隈にある店で、パリにいた頃よく行っていた。リコッタチーズのデザートがおいしかった。6人くらいで一杯になるところ。
今も流行っているの?
マレー地区のブラッスリーの「ル・コリエ・ドゥ・ラ・レーヌ」、女王陛下の首飾りという名の店名。
「ナナシ」という日本料理の店がクローズして、その跡にできたところで、できたばかりの頃にいったけど、昔ながらのパブみたいな店でシーフードとかタパスが人気だった。何人かでいくと、楽しいところ。
カフェは「クーチュム」か「アラビカ」
その友達は左岸のバック通りに住んでいるので、どちらも自宅近所らしいけど、最高の居心地のカフェ。「クーチュム」での朝食は、おいしいタルチーヌで。
想像は妄想になって頭から離れなくなり、すっかりパリに行った気分に。
一時大人気だったモダンなフーディングの店というより、伝統的なブラッスリーがまた復活しているようだ。どの店も知っていたので、なんとなくほっとする。暫く行ってないけど、それほど遅れてはいない?
次回の鎌倉日仏協会の「サロン・リテレール」は、5月22日(日)午前10時半から会場は鎌倉生涯学習センターで、ゲストに井上ユリさんをお迎えして、「姉・米原万理」さんについて、お話を伺います。故井上ひさし夫人だったユリさんは、現在鎌倉でイタリア料理の教室も開かれておられます。そちらのお話もおききしたい、と。
日曜朝ですけど、よろしかったらお立ち寄りください。
日仏協会文学サロン
tel: 0467-44-5876
http://kamakura-nichifutsu.org/index.html
またはTwitter@kasumiko_muraka
kasumiko.m@gmail.com
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