猫ごころ 巴里ごころ

環境に負荷がかからないように、自然素材でクリエイティブに。新しいブランド。

「ボーディにすっかり夢中よ。メンズなんだけど女の子が着るようになり、だからレディースが生まれた」

モード都市パリにいながら、今の気分はすっかりアメリカンよ、とパリのおしゃれなコピーヌはいう。早速メールで説明してきた。東京でもすでにブーム寸前のようだが、そのデザイナー、エミリー・ボーディは母親の古着がきっかけで、ヴィンテージの布を使って、新しいコレクションを作っていて、どれも生きているようにエモーショナルな服だ、と今うなぎ登りの人気に。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ご主人はインド人のインテリアデザイナーというから、これはもう最高のカップルにちがいない。趣味のいい居住空間に、ヴィンテージ布を使ったクローズ、きっと素敵なアトリエにちがいない。

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どれも刺繍やパッチワークなどの手の込んだ仕立てで、見惚れてしまうけど、やはりお値段はなかなかラグジュアリーの領域。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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調べてみると、色んな新しいブランドが生まれている。小さな木彫りのスタンプでアクセントをつけた、オーガニック素材のストーリー・エム・エフ・ジーは、環境の負荷を極力無くしたものだというが、こちらもなかなか雰囲気のあるクローズで、英国ブライトンが拠点だという。 

 

バルセロナ発のふたつのブランドも、とてもクリエイティブで気になる。ミキシングカルチャーで、ちょっとミステリアスなアプレ・スキや、圧縮プラスティックをそのまま素材としたギマガス。若い才能が溢れている。

 

 

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あとブルマリンという、アンナ・モリナーリが作ったイタリアのブランドも、注目度が高いようだ。過激で、ロマンティックで、ベラ・ハディッドのクラスでないと、似合わない感じもするけど。

 

ブルーマーリン、という紛らわしいブランドもあって、こちらは米国のヴィンテージのスポーツウェアだという。
ビー・ブルマリン、というのは、ブルー・ガールがブランド名を変えたそうだからややこしい。

ブルーがキーワードみたいだけど、こちらは台風や激しい雨などで、海辺の町で外出もできず、ただシンプルにブルーな日々です。

村上香住子

フランス文学翻訳の後、1985年に渡仏。20年間、本誌をはじめとする女性誌の特派員として取材、執筆。フランスで『Et puis après』(Actes Sud刊)が、日本では『パリ・スタイル 大人のパリガイド』(リトルモア刊)が好評発売中。食べ歩きがなによりも好き!

Instagram: @kasumiko.murakami 、Twitter:@kasumiko_muraka

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