
働く女子のスニーカーは、汚れてこそ美しい。 by カフェ キツネ
東京・表参道「カフェ キツネ」の新作ジェラート。
プラム、白桃、梅のミックスフレーバー。
コーヒーと和三盆ミルクのダブル。
ええ、ジェラート3種類すべて、いっぺんに一人で完食してやりましたよ。
ざまーみろですよ。
(誰に言ってる?)
仕事でございます。
ネットのニュース記事の取材。
撮影も兼ねた一人レポート。
(暑さにメゲるこの季節には、これほど幸せな仕事もない)
詳細は以下にアクセスして、ぜひご覧くださいませ。↓
【コーヒー、和三盆ミルク、フルーツ、「カフェ キツネ」の冷たい新作ジェラート3種は、阿佐ヶ谷の名店と組んだこだわりのフレーバー】
ここではちょっと、小耳に挟んだカフェのエピソード、とゆーか、スタイル、なお話を。
バリスタの服装について。
もちろん服は、「メゾン キツネ」なワケですが。
ファッションデザイナー&カフェのオーナーの黒木理也さんらしい美意識だな、と思うのが、スタッフが履いてるスニーカーの色。
全員、ホワイト、真っ白。
汚れが目立つのになぜ??
バリスタはこの中でお仕事。
アナログなエスプレッソマシン。(今年6月に導入)
けっこうな力仕事です。
足元は白いスニーカー。
エスプレッソが垂れて汚れてます。でもかわいい。
働いてる人の服装は汚れて当たり前。それこそが美しい。
そこなんです、キツネの価値観は。
わざと、白のスニーカーで統一させてる。
もう、私は共感しまくりですよ。
ウチの近所のスタバの人たちも、靴は黒のコンバースが多いのですが、コーヒーの茶色いシミと、掃除の漂白剤なのかな、ブリーチとおぼしき模様が点々とついてる。
その姿がすごい魅力的だ、と思ってました。
ちゃんと働いてる証でもあり。
完成度高い “デザイン” の一足に仕上がってるときなんか、とくに楽しくて。
デパ地下の惣菜屋さんの女子が、忙しくて化粧も直せず顔テカってたり、爪塗ってなくアクセもつけず、その姿がすごくきれい!と感じるのとも似てます。
「忙しいワーキングママも、おしゃれは手を抜かない。エステにネイルにヘアサロンに」みたいなこと叫ばれてもさ、「なんなの?」って思う。
もちょっとさー、違う価値観はないのかね……。
(これ以上はやめとくかーーー、そーだな、うん、やめよう)
偶然生まれた、仕事現場でのカッコよさってのがあります。
続けて、その一例を。
古びた某撮影スタジオにて。
「これでランニングもしちゃう」と、モデルさん愛用のスニーカー。
大切にキレイに履かれてるこの、「アディダス バイ ステラ マッカートニー」にも心惹かれますが、
これにグッときました。
まるで宇宙だー。
スタジオの床を汚さないように履き替えるスリッパ。
若いスタジオさんたちが、白のガムテープとパーマセル(スタジオ用具のテープ)で修理したボロボロのスリッパ。
毎日、撮影が終わるたび、ときには夜中に一人で白スタジオを塗る、その塗料が飛び散ったスリッパ。
内側に塗料がついてないのは、人が履いてたから。
その人の靴下はきっと塗料だらけ。
何日掛かってこーなったのか。
カッコよくしようなんて、たぶん考えられてない。
偶然のオブジェクト。
「おれってやっぱこっち側の人間なんだなー」と、今回のブログ記事つくってしみじみ思いましたよ。
(労働者側?)
フィガロ.jpブログやるようになってから、自分について、人について、いろんな発見がある。
過去記事でいちばん地味〜なヤツ(でも私自身はわりと気に入ってる記事)を、「にやにやしながら読んでしまった」と言ってくれたSさんにそっぽ向かれる日まで、または「もういいや」って思う日まで、またはいつのまにか閉鎖されてる日まで、自由に好き勝手しゃべっていきますわ。
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