
リアーナ(歌手)とPUMAのコラボ服が、ギャル(死語)で楽しくて。
女性と午前中にマジメな取材仕事の打ち合わせしたとき、冗談ひとつ思い浮かばず、
「朝で頭ぼっ〜としてるから、面白いこと言えなくてごめん〜」
と口にしたら、
「アタシを笑わせたいの?頼んでないし! 笑」
と返され、そのときは頭ぼっ〜としてたから「あはは」って済ませたものの、
あとになって、ずどーん、と落ち込んだファッションライターです。
(ネタバレ:じっさいはそこまで凹んではいない)
確かに笑ってほしかったんだけど、それはこちらの勝手な願いであって、相手が望んでることじゃない。
当たり前なことに、いい歳して気づきましたよ。
だけに、むしろ頑張ろうと思いましたよ(お笑いのレベル上げを?)
人に喜んでもらうのってどーすればいいのかなぁ??
ブログ記事だって皆さんに楽しんでいただきたいしなー ……。
最近、そんなことばっか考えてるわ。
(マジメかい)
今回の序文、本題となんも関係ねーです。
ただ言いたかったこと。
本題です。
リアーナ、Rihanna、りあーなっ!
アメリカR&B界の至宝です。
イギリスの国民的ロックバンド、「コールドプレイ」のボーカル、クリス・マーティンがリアーナとコラボ曲をつくったとき、
「世界一のシンガー」
と言い表しましたが、ただうなずいてしまいますわ。
(じっさいは、「レコーディングのとき彼女はいじわるだったけど、世界一のシンガーだから」みたいな発言だったんですけど 笑)
そのリアーナがスポーツブランドの「PUMA」とコラボしているブランドが、2016-17年秋冬シーズンにデビュー。
「フェンティ プーマ バイ リアーナ(FENTY PUMA by Rihanna)」。
最新の2017-18年秋冬ラインアップを見てきました。
懐かしくも新鮮で、イイんだこれが。
ご説明はのちほど。
へそが出るミニポロシャツ。
白襟つきミニニット。
ずるずるに肩を落として着るチルデンニットワンピ。
ピタピタのポロワンピ(GALでしょ)
テクニック的には実は凝った服。
ボレロみたいなジャージトップ。
袖の長さはもはや「ヴェトモン」。
テディベア??
バックパックでした。
これも懐かしのトーキョーストリートな感じ。
ラックに掛けた服のままで写真の出来が悪くてすみません。。。
私はセレブがディレクションした服ってやつがどーにも苦手なんですが、このブランドは様子がちと違います。
ファッション畑の人と異なる目線があって。
自分が着て、人目を浴びながら肩で風切って歩く。
パフォーマーならではの強い自己アピールと、ストリートスタイルと、パリコレにも顔を出すモード好きとが入り交じった服というか。
この秋冬コレクションは、すごいギャルっぽい。
チビTが流行した時代の。
ほんと皮肉じゃなくて、良いと思う。
ほかの誰もやってないジャンルですし、スクール系(チアリーダーとか)がリバイバルの気風にも先駆けてる。
ビッグシルエットとタイトシルエットの両極端が混在。
ずるっとルーズな着こなしが提案されていて、現在のハイモードや街中の流行がベースになってます。
「現代に蘇ったGAL」。
こういう服もないとダメですよ、世の中。
一方に偏りすぎるとつまんないですから。
PUMAといえばスニーカーってことで、フェンティ プーマ バイ リアーナから登場した6月発売ものがこれ(オフィシャル画像)。
メンズふうですかね。
ネオプレン素材使いで、ソールはハイテクなランニングタイプ。
サイドゴアブーツやレインブーツ感覚で履くといいかも。
さてっ、そもそも洋楽ファンでもないとリアーナよく知らない人も多いと思いますんで、2曲ほどご紹介を。
まずは、音楽映像の良さならこれ。
Rihanna - Where Have You Been
リアーナのPVはどれも凝ってるんですが、これはファッション性高し。
続いて、私が曲としてダントツで好きなものを。
Rihanna - Diamonds
2012年の曲なのに、いまでも2日に一度は、ヘタすると一日に5回くらい聴く(歩きながら)、好きすぎる一曲。
リアーナの歌い方は、ふてぶてしいのが魅力なんですよね。
10代の頃からずっと変わらず。
「ダイヤモンズ」の歌詞は、
「私たちは空に浮かぶダイヤモンドのように輝いている。ダイヤモンドのような輝き」
と、こればかりの執拗な繰り返し。
自分たちの幸せだけを語る、一切のネガティブさがない幸せワードだけが並ぶ恋愛ソング。
むしろ不穏なムード……ほら、宗教な人たちがずっと超笑顔なまま愛想振りまいてたりするじゃないですか、あの感じ(例えがヘン?)。
きれいごとしかないのってさ……。
実は、逆説的なことを言いたい歌詞?
関係が終わってしまったいま、夢想にひたりながら過去の二人を思い返してるとか !?
現実逃避でキレイな夢に逃げ込んでるとか……。
曲調も、リアーナの歌い方もダークだし。
PVでは口から煙吐いてるし、そーゆーことっ ??
あれ? おれなんかが恋愛絡みの話してる???
無理、ムリ、ムリ、ムリ、ムリ、ムリ、ムリーー!!
キモい、キモい、キモい、キモい、キモい、キモいいいーーー!!!
……あ、だがしかし、いま頭の中に一本の恋愛映画が。
これまで観た恋愛映画の中で、ただひとつだけ心揺り動かされたもの。
うー、これについて語りたくなってきたー、と思ったものの、長すぎるこのブログ記事をそろそろ終わらせたいんで、別の場所に移しますわ。
Pen Online blog
【舞台はアフリカ。人生で唯一心に刺さった恋愛映画「ナイロビの蜂」】
よろしければどうぞー。
© Kazushi Takahashi
※この記事を紹介する目的以外での、SNS、まとめサイト、ブログなどへの画像転載はご遠慮をお願いいたします。
ARCHIVE
MONTHLY