おいしい料理求めて、まりモグがゆく。

校了明けの身体にじんわり利く、
学大のジューシー焼き鳥。

好物はお肉と甘味と白子と鮨。アルコールはヱビスビールからワイン、日本酒、蒸留酒まで幅広く。
東京→神奈川→北京育ちの食べ盛りエディターMAが、日々出合う愛すべきおいしいものたちを、ひたすら食べ綴ります。

 

こんにちは、編集MAです。

食育という言葉がかなり浸透してきましたが、そんな言葉が広まるはるか前。あれは1992年でしょうか……小2のころから雑誌『dancyu』を愛読し、貪欲な食ライフをおくってきました。

「食ライフ」と言いましたが、すごく豪勢なことをしているわけでも、提案しているわけでもありません。衣食住って、誰もが考える生活の基本。服でも家でもそうですが、自分の好みのものを追求したり、たまには少し背伸びしたり。それがいわゆる生活を楽しくしてくれる、いわばエンターテインメント的な要素。フィガロ編集部員だけではなく、編集者はみなそれを日々考えている気がしますが……

と、それは本誌にて、毎号全力で作っているので気が向いたらそちらを見てもらうとして、ここでピュアに、徒然なるままに、食日記を綴ろうと思います。

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毎日、「わたしティーンエイジャーなのかな??」と見まごうほどもりもり食べているので、行く店の数も必然的に多くなるのですが、まずは直近のモグバナから。前号の校了後、疲れ果ててたどり着いた先は学芸大学の焼き鳥店でした。校了関係ないかもしれませんが、とにかく疲れた日、さらには寒い日ってアツアツの焼き鳥が食べたくなります。昨年論争のあった「串から外すか」問題に関しては、「外さずそのまま食べる」派です。念のため……

以前、学大パトロール中に気になっていた黒い外観が印象的な「鳥おき」。学大に住む人からも有名だよ~と聞いていたので、一度は行かねばと思っていました。2回転目のタイミングだからか、無事席を確保。身体を温めるべく熱燗をいただき、身体をほぐすことによって、焼き鳥を食べる体制をしっかり整えました。

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初めての店なので「おまかせ」をオーダー。はむっ!と串をくわえた時の温度が絶妙です。どれも小さすぎず、大きすぎないので口の中で噛みしめるとちょうどいい塩梅で肉汁があふれます。丸みのあるおだやかな塩気も好みです。

某いせやのような巨大焼き鳥もキャッチーで面白いですが、やはり大きさは大事。こればっかりは好みですが、口のサイズにフィットするかどうか、食べてみなければわかりません。

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おかげさまで、「鳥おき」との相性は上々だったようです。勢いいさんですごいスピードで食べたせいか、後半一気にお腹いっぱいになり、締め的なものが食べられなかったのが唯一の悩みです。タバコがどうやらOKぽいので、そこも好みが分かれるところかと思いますが……。

いずれにせよ、焼き鳥独特のライブ感(アツアツ感)を味わえたことで疲れは払拭。その高揚感にハマってしまったので、今冬のうちにあと2回は焼き鳥dayをつくろうかと考えております。

今日の明瞭会計

→明瞭会計したかったのに、見事に失念しました。アルコール3杯と焼き鳥8本程度で¥8,000もしなかったかと……

鳥おき@学芸大学
東京都目黒区鷹番3-19-15
tel:03-3714-5135

 

まりモグ

幼少期から北京を拠点にアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで、さまざまな現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの“香港迷”。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。ワイン好きが高じて、2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

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