
アフター清水湯の絶品ピザ!
武蔵小山の完璧な休日。
ある日の休日。私が密かに通う、武蔵小山へまたまたやってきました。ガイド役はこの地に長年住む先輩。大好きなピザ屋と最高のお湯(銭湯)に連れて行ってもらいました。
16時30分。ピザにはまだ早いので、まずはアペロをと「牛太郎」に向かいます。昼飲みの名勝地です。前のめりに藍色ののれんをくぐると、「もうおしまい」という店主の声。なんと土曜は17時までの営業……。さらにこの日は、料理がもうないと……。「串とホッピーでキメる!」と張り切っていた私は、出鼻を完全にくじかれました。
この気持ち、どうしよう……と長い商店街をとぼとぼ歩いていたところ、先輩の行きつけである精肉店に行きつきました。「牛豚もつ専門店 みやこ屋」は精肉店ですが、店先で焼きたてのモツ串がいただけます。バットに盛られた大量の串からセレクトし、1本、また1本……。常連に混じって無言で食べ続けます。もちろん立ちです。食べ終わったら静かに串を置き、食べた本数を宣言します。4本で320円でした。


そうしてモツ串によって落ち着きを取り戻し、向かった先が、もうひとつの名勝地「清水湯」。銭湯好きであれば知らない人はいない名銭湯です。黒湯と黄金の湯がダブルで楽しめ、料金も460円……もはや尊敬の念しかありません。たっぷりお湯を堪能し、心も身体もきれいになったところで今日のメインイベント、「ラ・トリプレッタ」へ。ナポリへ単身、カバンひとつで修業にいったという太田さんのピザは、ジューシーなトマトとほんのり塩気のある生地とが相性抜群。耳も軽いのでひとり1枚いける系です。
週末限定の大鍋で作る肉料理もオーダー。玉ネギの甘さもほどよく、ほろりとほどける肉質も完璧でした。身体の内側と外側から、完全に温められた最高の休日。やっぱり、武蔵小山はあなどれません。
今日の明瞭会計
→ワイン1本+グラス4杯、サラダ2種とフリット、ピザ2種、肉料理1品でおよそ¥25,000。1人6,000円ほどでした。
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