おいしい料理求めて、まりモグがゆく。

イタリアで驚愕! これが本場のジェノベーゼ!?

前回、ミラノでの食べ歩記を綴らせていただきました。今回は、ミラノからのショートトリップで知った、ジェノベーゼの本当の姿!?をご紹介します。

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ミラノ中央駅から列車に揺られ、約3時間。リグリア海に面した、ジェノバはサンタ・マルゲリータ・リグーリアへ。ヨーロッパリゾート地ならではのおしゃれ感とひなびた感が混じり合い、妙に落ち着きます。ピンクの水着を着こなすおばあちゃんや子どもたちを眺めつつ、海辺でアペリティーボ。ごはんはやっぱり、名物のジェノベーゼをと思い、Angolo 48でそれらしきものを注文。

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むむ??? パスタはパスタでも、いつも食べているものと違う!
巨大なきし麺のようです。とまどいながらも、「この店のはこのタイプの麺なんだな」と理解し、食べすすめます。バジリコの香りがとにかく豊潤!食べるたび、鼻から香りが抜けていきます。パスタとの絡まり具合も完璧です。

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翌日、そこからさらに南下した街・ポルトフィーノに船で移動。暖色系で彩られた建物が可愛く、某アミューズメントパークのモデルになったとか。
ジェノベーゼのほか、フォカッチャが有名ということでさっそく専門店に。さすが名産地!種類がとにかく多い。フレッシュなチーズを挟んだものが特に気に入りました。日本で食べるようなふわふわ感はなく、密度が高くてかみしめるとフレッシュなオリーブオイルの味がじんわり染み出します。
そのあとは、しつこく海辺のレストランStellaでジェノベーゼ攻め。

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えーーーーっ!
きし麺からさらに進化してる!もはやラザニアです。昨日の店が特別だったわけでなく、本場のジェノベーゼ(正式にはペスト・ジェノベーゼ)はコレなのですね。つるんとしたパスタの食感もよく、とにもかくにも本場はやっぱりおいしいです。現地で瓶詰めされたペーストを手にいれたので、日本でも再現してみようとたくらんでいます。

まりモグ

幼少期から北京を拠点にアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで、さまざまな現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの“香港迷”。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。ワイン好きが高じて、2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

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