かぐわしきみなと通信

バンコク旅(1)―話題のWホテルへ

香港に暮らすメリットの一つとして、アジアのいろいろな国へのアクセスの良さがあります。

香港の友だちがよく週末に遊びに行く場所が、台湾とタイ。台湾は飛行機で1.5時間、タイは2時間で着いてしまうから、気軽なんですね(ついでに沖縄も1時間だったりします)。

昨年、友だちの友だちで、バンコクのWホテルにあるファインダイニングでアジアTop 50レストランにもランクインしているHouse on Sathornのシェフ、Fatihさんから、試食しにおいでと招待を受けました。

そして香港特集の作業がすべて終了した12月に行ってまいりました、久しぶりのバンコク!

Wホテルと言えば、大阪に進出が決まって、安藤忠雄さんの設計ということで、今話題ですね。

バンコクだけでなく香港にも台北にもあるし、なんで日本にないんだろう、って実はこの半年ぐらい、よく話題にしていました。

というのは、とにかく思い切りがいいというか、派手というか、既成概念に囚われないというか。

若くて元気いっぱいのホテルコンセプトで、落ち着いているのもいいけど、こういうガツンというのが日本にあってもいいんじゃないかな、と思ったりしていたのです。

さて、空港からいよいよ到着して、おお!と歓声。

バンコクのWは、面白い構成になっています。というのは、私の目当てのレストラン、House on Sathornがある元ロシア領事館だったという古い洋館とペアになっているのです。

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高層ビルに囲まれたこの感じ、どこかで見たことがある、あ、大好きな絵本の『ちいさなおうち』だ!

後ろのビルはタイで一番高いビルMahaNakhon。77階建てだそうです。

そしていよいよWバンコクの中へ!

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いきなり巨大なWが迎えてくれました。ロビーではがんがんにラップやロックがかかっています。

レセプションも派手! 後ろの壁は確か獅子と龍の戦いの図だったはず。タイの伝説や文化を派手な中にもいろいろと表現していて、一見ちゃらそうに見えながらも、実は真面目というのにも惹かれます(笑)。

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近くで見ると、こんなにキラキラです!

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ほら!

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ロビーの横は人気バー。夜は立ち飲みする人も溢れて、音楽もがんがんかかって賑やかです。

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そしてこのバーの奥のスペースは、こんな風に。

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実はこれ、ムエタイことタイボクシングのリングをイメージしてるんです!

こんなところにも、やっぱり文化を大切にする真面目さが!(笑)

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そしてこの素敵な螺旋階段! これ自体がアートです。よく見ると水が入ったビニール袋が?

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実はこれも、タイのストリートマーケットで、ビニール袋に飲み物を入れるというスタイルを表現しているとか。

ちなみにこの階段を、同じところから夜見てみたら!

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ミステリアスでうっとり。

そしていよいよ客室へ! 機能的でモダンですっきり居心地がいい。

ん? ベッドの上にあるのは?

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謎のゴールドのクッション!? スパンコールがぎっちりだから、枕にすると痛いし? と不思議に思っていたところ、ムエタイのグローブをイメージしたオブジェだそうです(笑)。ベッドカバーも龍がボクサーになってます!

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こんな素敵なウェルカムスイーツとドリンクが! ココナッツやマンゴプリン♪ 南国らしくて美味でした。

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広くてなかなか豪華なバスルーム。

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そしてミニバーには自分で作るカクテルセットも!!やりませんでしたが!

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日本から来る友だちと現地集合で、私は一足先に着いたのでスパ体験へ。

AWAY SPA! こんな素敵な笑顔に迎えられました!

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この日担当してくれたセラピストさん。

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バスローブに着替えてトリートメントルームに向かいます。

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途中にサウナルームなども。

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セラピストさんから、トリートメントルームの色はどれがいいと聞かれて、ええ?と驚いていると、色を見せてくれました。

緑。

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ピンク。

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パープル!

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迷わずパープルを選択!

この日受けたトリートメントは「Drain Away」というデトックスのボディマッサージ。リンパ液の流れを刺激して老廃物排出を促進する系です。香港のスパにもタイ人のセラピストが多くて、レベルが高いことを感じます。ほどよい刺激でリラックスしつつ活性化されている感じがします。あっという間に夢見心地の1時間が終了。

さて、ちょっとやんちゃなイメージにぴったりだな、と面白かったのが、トリートメントの後に出てきた飲み物とスナック。普通はヘルシーなお茶とフルーツなどだと思いますが、AWAY SPAではこれなんです!

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自由でよろしい(笑)。

スパの横にあるジムのアート。神様の手にはなんと!

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お茶目ですね!(笑)大阪でもこういうアートは入るのでしょうか、楽しみです!

今回は入りませんでしたが、Wバンコク宿泊経験者に今度泊まるんだと言うと「プールに行ってね」と必ず言われましたっけ。

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都会のオアシス的立地。水の中でも音楽が聞こえるのだそう。

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プールバーのアートも面白い。香港のアーティストだったはず。

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そうこうしている間に、東京から友だちが到着! Wの前で記念写真!

SNSにあげたら「漫才コンビでデビューしたステージ写真かと思った」って確かにそんな風に見えますね、笑。

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初日はタイ人の友だちの案内でバーホッピングへ!!

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(2)につづきますので、お楽しみに!!

 

甲斐美也子

2006年より香港在住のジャーナリスト、編集者、コーディネーター。東京で女性誌編集者として勤務後、英国人と結婚し、ヨーロッパ、東京、そして香港へ。オープンで親切な人が多く、歩くだけで元気が出る、新旧東西が融合した香港が大好きに。雑誌、ウェブサイトなどで香港とマカオの情報を発信中のほか、個人ブログhk-tokidoki.comも好評。大人のための私的香港ガイドとなる書籍『週末香港大人手帖』(講談社刊)が発売中。

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