東京でポップアップ開催が決定! 香港ブランドMaseとは
「みやこ、Maseってブランド知ってる?」と、香港でも有名なファッショニスタの友達二人から別々に連絡をもらって紹介を受けたのが、香港人デザイナーのメイ・クワンさん。
5月8日~17日の間、新宿のルミネエストにあるデスティネーション トーキョーでポップアップすることが決まったのだそう!
友達がそのブランドのクラッチバッグを使っているのを何回か見ていて、とても印象に残っていたので、俄然興味が湧きまして、先日メイさんとお茶がてら、いろいろなアイテムを見せてもらいました。
その、印象に残っていたバッグがこれでした! iPadが入る大きめサイズのクラッチとしても、ストラップをつけてクロスボディのショルダーとしても使えます。色彩がカラフルだけれども落ち着きもあって、紫フェチな私にはたまりません。話していたら、実はメイさん本人も紫フェチなんだそうです、共感!(笑)
そしてこの風景・・・・・・何となく懐かしさを感じると思ったら、私が大好きな香港郊外の漁村、大澳の風景なんだそうです。
最近行った時に撮った写真。昔ながらの水上住宅が残っている香港の原風景なのです。
「Reflection」と名付けられたこのバッグ。実は家に帰ってから、忘れられなくて、はい、お買い上げしてしまいました! 自分の持っている服にとても合いそうなので、使うのが楽しみです♪
メイさんのバッグはどれも斬新な色使いで、建築や街の風景が描かれたものがとても多いのです。
たとえばこれは、シンガポールの風景にインスパイアされたトート。
こちらはマカオの旧市街から見た景色。
こちらもシンガポール。コロニアル建築と南国の花の色や形に、強く惹かれるのだとか。
実はメイさん、元々は建築家として、ロンドンの有名建築事務所で働いた後、香港に戻ってインテリアデザイナーとして活躍していたのだそう。華やかな色彩に目が行きますが、土台になっているラインがとても正確で整然としているのは、そんなバックグラウンドの賜なんですね。
こちらがメイさん! とてもさっぱりしてアクティブな人。「よく日本人と間違われるのよ」という言葉通り、友達の誰々に似ている、って思いませんか? 私も3人ぐらい思いつきました(笑)
彼女が身につけているクラッチは、大きめなお財布としても使えて、とてもメリハリのあるストラップを取り付けてクロスボディにすることもでき、ものすごく人気が高いそう。
アップで見るとこんな!
実はもともと、このグラフィックプリントは、インテリアデザイナーとして、色々なサンプルを作ったりしている時に、単なる趣味で遊びながら作っていて、ときどき顧客の家のカーテンなどに使ったりしていたのだそうです。
出産で仕事をセーブしていた時に、「このデザインをメインでやってみたら?」と周囲から言われるようになって、最初は本人もびっくりしたものの、これがやりたかったんだ、とすぐにぴんと来たというメイさん。
「他のブランドのように、シーズンごとにアイテムを総入れ替えという形ではなく、アート作品として、少しずつコレクションを増やしていく、というやり方をしています」
こちらもシンガポールの建築と花にインスパイアされたトート。
面白いなと思うのが、メイさんも、同じく香港人のバッグブランドMischaのミッシェルさん(前にこちらのブログでも紹介しました→ 伊豆・下田の海が香港で素敵なバッグに)も、「オンラインショップでの日本からのオーダーがとても多いんだけど、なぜかしら? 特に宣伝をしているわけでもないのに」と言っていたこと。
私もそれほど意識していないのに、そういえば香港人デザイナーの服やバッグを結構使っていることに気がつきました。香港の街並みに惹かれるのと同じで、思い切りのいい色遣いや、アジアのセンスの中に、ヨーロッパに歴史的にも意識的にも日本よりも距離が近いことから生まれるバランス感覚など、何か引き寄せられるものがあるようです。
メイさんが言っていたのは「香港人はハイブランドのものを持たないと安心できないところがあるけれど、日本人はすでに自分のスタイルがあって、まだ人が持っていないブランドを最初に使いたいっていう心意気があるみたい」
どうでしょうか、皆さん?
まだ日本に行ったことがないというメイさん。彼女が日本の風景を見た時、どんなインスピレーションが湧いて、どんなデザインにつながるんだろう、というのを見るのが、とても楽しみです!
ポップアップ、よろしければぜひ覗いてみてください♪
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