心と身体を元気にする、薬膳レシピ

肺にもやさしい食材とは? 梨の白和えがオススメ。

ここボストンはすでに秋の気配。そんなボストンよりも東京のほうが気温の低い日があって、報道されているとおりお米やお野菜など、農作物への影響が心配です。
そうはいっても西日本では残暑が厳しいようなので、秋の準備を始めつつ残暑の暑さ対策、そして夏の疲れに対して元気も補うレシピをお届けします。

関東の方は雨続きでしたのでなかなかイメージしづらいかもしれませんが、秋の気候の特徴は乾燥。肺を傷めやすいシーズンです。中医学で考える肺とは呼吸器全般をさすので、気管支、鼻、のども含みますし、実はお肌にも関係する臓器です。

そんな肺を乾燥で傷めてしまうと空咳などだけでなく、お肌の乾燥にもつながるのでしっかりケアしていきましょう。空気が乾いてくる前から肺を十分潤しておくことがポイントです。肺を潤す食材にもいろいろとありますが、フルーツは全般的に肺を潤します。特に今が旬の梨がオススメ。中国では梨のシロップが咳止めのお薬として売られています。そのくらい効果のある食材だと考えられています。

今回のお料理、梨の白和えをサラダ仕立てにしています。
梨の白和え??と驚かないでくださいね。ずいぶん前から気に入っているレシピです。梨と豆腐が潤いと熱冷ましに、そして生ハムが元気を補います。生ハムの塩気が梨に合って、ついついワインがすすんでしまいます。お豆腐の大きさによって調味料を加減してください。食べる直前に和えるのがオススメです。

170825nasi.jpg

梨の白和え サラダ仕立て

【材料】(2人分)

・梨 1/2個
・木綿豆腐 1/4丁
・白練りごま
・小さじ1

A  
・きび砂糖 1つまみ
・醤油 小さじ1/2弱
・塩 1つまみ

・粗挽き黒コショウ 適量
・生ハム 適宜
・ルッコラ 適宜

【作り方】
1. 和え衣を作る。すり鉢にしっかりと水切りした豆腐を入れてなめらかになるまですり混ぜ、Aを加えてよく混ぜ合わせる。
2. 梨を小さめの一口大に切り、1.で和える。
3. 2.を生ハム、ルッコラとともに器に盛り、粗挽き黒コショウをふる。

ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

ARCHIVE

MONTHLY

Business with Attitude
コスチュームジュエリー
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.