心と身体を元気にする、薬膳レシピ

冷え対策に、鶏肉と金柑の黒酢しょうゆ煮レシピ。

あっという間に1月も下旬。ボストンの寒さがあまりにひどかったので、帰国して東京は暖かいなぁ…なんて思いましたが土曜日は大寒。今週は東京も雪予報がでていますし、一年で一番寒さが厳しくなる時期ですね。

寒い日にはスープやお鍋、煮込み料理が一番ではありますが、スープの気分じゃないだとか、じっくり煮込んでいる時間なんてないわというかたのためにフライパン一つでできる冷え対策の簡単おかずをご紹介します。洋食器に盛り付けていますが、こう見えて和食、ごはんがとっても進むお料理です。
お肉にも温めるお肉があること、ご存じですか?最近では鹿肉もレストランで良く出されるようになりましたが、この鹿肉が一番温めます。その次がラム肉。一般的に売られている牛豚鶏の中では鶏肉が一番温めます。

そこでご紹介するのが手に入りやすい「鶏肉と金柑の黒酢しょうゆ煮」。しょうがの千切りも入っています。金柑は温め食材で、気を巡らせてイライラを鎮める働きもあります。消化を助ける働きもあるので、お腹を温める働きもある鶏肉と合わせて、寒さで胃腸の働きが悪いかたにもオススメ。また調味料にカラダを温めるとされる黒砂糖も使っているのでさらに温めます。黒砂糖は血行促進効果もあるのですが、黒酢にも同じ働きがあります。寒い時期には温めるだけでなく、ぜひ気血の巡りもよくしてあげてください。そして寒さに打ち勝つためにはエネルギー(気)を補うことも大切。このレシピでは鶏肉がその働きを担っています。

寒さはまだ続きます。温活と巡りで寒さに負けないカラダを目指しましょうね。

鶏肉と金柑の黒酢しょうゆ煮

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【材料】(2人分)

・鶏もも肉 大1枚
・金柑 5~6個
・しょうが 小さめのもの一かけ

・A 黒酢 大さじ2
・A しょうゆ 大さじ2
・A 酒 大さじ2
・A 水 大さじ2
・A 黒砂糖 大さじ2

・太白ごま油 大さじ1/2
・万能ネギ 適宜

【作り方】

1. 鶏肉は食べやすい大きさに切る(5~6等分)。金柑は横半分に切って種をのぞく。しょうがは千切りにする。万能ネギは斜め小口切りにする。
2. フライパンに太白ごま油を入れて熱し、鶏肉を入れて皮目から焼く。両面焼き色がついたらフライパンの余分な油をペーパーで拭い、しょうがとAを加えて混ぜ、蓋をして中火で3分ほど煮る。
3. 3分経ったら鶏肉を裏返し、金柑を加えてさらに5分ほど煮る。器に盛り、万能ネギを散らす。

ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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