心と身体を元気にする、薬膳レシピ

梅雨時におすすめ、トウモロコシと枝豆のサラダ。

関東も梅雨入り目前ですね。湿度がまとわりつくようになってきました。
梅雨時のお悩みといえば、やはり‘むくみ’ですよね。そしてこの時期は湿度で消化器も傷めがち、これから気温が上がってくるとますます冷たいものを飲む機会も増え、「なんとなく胃腸の調子が悪いなぁ」と感じる人も多い季節です。そこで今回はむくみと胃腸ケアを同時にかなえる「トウモロコシと枝豆の白和えサラダ」をご紹介。気を補うので夏バテ防止にも良い副菜レシピです。
トウモロコシは皮ごとレンチン、和え衣も豆腐をふきんに包んでぎゅっと絞って水切りしながらペースト状にしてしまうという時短レシピです。
 むくみと胃腸ケア、夏バテ防止には、トウモロコシと枝豆の両方がその役割を担います。そしてトウモロコシはヒゲも刻んで加えてさらに効果的に。トウモロコシのヒゲは乾燥させて生薬に加工するほどのパワーがあるもので、利尿作用があり、むくみ対策に使われます。
きゅうりや冬瓜、スイカなどもむくみケアには良い食材ですが、瓜類はカラダを冷やします。蒸し暑い猛暑日には瓜類のほうが良いのですが、まだそこまで気温が上がらない梅雨時にはトウモロコシや枝豆のほうがオススメです。
今回はオリーブオイルをかけて洋風レシピに仕上げましたが、オリーブオイルや粗挽き黒コショウのかわりに和え衣にお醤油少々を加えれば和風にもなります。メインのお料理に合わせて作ってみてくださいね。

トウモロコシと枝豆の白和えサラダ

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【材料】(2人分)

トウモロコシ 1本
枝豆(冷凍可。生なら6分間茹でたもの)正味 50g
木綿豆腐 1/2丁(150g)
塩 小さじ1強(トウモロコシの甘さによって加減)
白みそ 大さじ1/2
EVオリーブオイル 適宜
粗挽き黒コショウ 適宜

【作り方】

1.トウモロコシは皮ごと600wの電子レンジで4分ほど加熱し、皮をむいてヒゲの柔らかい部分は細かく刻み、実は包丁で削るようにして芯からはずす。
2.木綿豆腐は目の細かいきれいな布巾の上にキッチンペーパーを敷いてから豆腐をのせ、水けをぎゅっと絞り、ボウルに入れて塩と白みそを加え、和え衣を作る。
3.2.で1.と枝豆を和えて器に盛り、オリーブオイルをかけ、粗挽き黒コショウをふる。

ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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