心と身体を元気にする、薬膳レシピ

桜海老ときゅうりのピリ辛豆乳ひやむぎレシピ。

お盆休みも終わり、台風の影響でいくぶん気温が低いところもあるようですが、まだまだ暑さは戻って来そうですね。ボストンも先々週は35℃くらいの日が何日かあったのですが、ここ数日は最高気温22℃くらいの日もあって雨が降ると寒いくらいでした。昨日までお盆休みを利用してボストンに滞在していた妹たちが、「暑い日本に帰りたくない~!!」とこぼしながら戻っていきました。

今回は、そんな暑い中、ささっと作れてカラダにこもった熱を冷まし、水分補給もする麺をご紹介します。スープは混ぜるだけ、具材もたいして手がかかりません。お味噌が入るこのスープは実はごはんにも合ってしまうので、ごはんがあればひやむぎを茹でる時間まで短縮できてしまいます。

日本の夏の湿度対策にお約束のきゅうりや大葉を浅漬け風にして添えています。何度かご紹介していますが、きゅうりは湿度対策によい利尿作用があるだけでなく、水分補給やカラダにこもった熱を冷ます働きがあります。

スープのベースとなる豆乳は水分補給するだけでなく、慢性的に弱ったカラダを労わります。夏バテして胃腸も弱っているかたは温めて召し上がっていただいても結構です。

桜海老の代わりに、鶏ささみを焼いたり茹でたりして割いたものやシラスでもおいしいですし、きゅうりと大葉以外にミョウガを加えても。胃腸の働きをアップさせるオクラを小口切りしたものや、トウモロコシをレンチンして実をそいだものを加えてもよいですよ。レシピの具材はとてもシンプルですが、お好みで具材をアレンジしてみてくださいね。

桜海老ときゅうりのピリ辛豆乳ひやむぎ

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【材料(2人分)】

桜海老 大さじ2
きゅうり 1本
大葉 5枚
ひやむぎ 120g
塩 小さじ1/2
A  豆乳 150ml
A  みそ 大さじ1
A  しょうゆ
A  小さじ1/2
A  ゆずこしょう 小さじ1/4

【作り方】

1. 耐熱皿に桜海老を広げ、ラップをかけずに500wの電子レンジで1(~2)分加熱し、しっかりと乾燥させる。きゅうりは厚さ2mmの輪切りにし、大葉は適当な大きさにちぎる。ひやむぎを茹でる湯をわかす。
2. ポリ袋に1.のきゅうり、大葉と塩を入れ、全体に塩がまわるように揉みこむ。
3. Aをよく混ぜ合わせてスープをつくる。
4. ひやむぎを茹でて冷水でしめ、よく水気を切って器に盛り、水分をよくしぼった2.と桜海老をのせ、3.のスープをかける。

ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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