心と身体を元気にする、薬膳レシピ

暑さで食欲が落ちたら、ゴーヤと豆腐のクリームチーズ和えを。

ここボストンはすでに秋の気配を感じつつありますが、日本はまだまだ厳しい残暑が続いていますね。夏バテしているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。食欲も落ちてきているかと思いますが、できるだけバランスのよい食事を心がけたいところです。

水分補給するものや暑さをさますものも、まだまだ大切なのですが、この時期特におすすめしたいのは肉、魚、大豆製品などのタンパク質が多めで気を補うもの。日焼け後のお肌の回復には気の充実が欠かせません。お肌のターンオーバーには気の働きが大きく関わっているのです。もちろん疲労回復のためにも必要です。

そうはいうものの、夏バテして食欲が落ちているかたには冷ややっこなどが一番手軽にするっと食べられる、といった感じでしょうか。こってりした肉料理はつらいし、でも冷ややっこも飽きてきたな~というかたに、今回のレシピ「ゴーヤと豆腐のヨーグルトチーズ和え」をご紹介しますね。暑さをさますゴーヤや潤い補給になるヨーグルトやクリームチーズを使った洋風の和えもの。キリっと冷えた白ワインによく合います。

豆腐は水分補給し、気を補い、消化器の働きもサポートします。このお料理だけでは済みませんが、ヨーグルトを使った少し酸味のある爽やかなテイストが、続くお料理に向けて食欲を増進します。

このお料理だけで済まないなら何を合わせたらいいの? と思われた方はぜひサーモンのグリル(ソテーでも)を。少し旬には早いですが、ご紹介したヨーグルトチーズソースにも合いますし、サーモンは気血を補って巡らせる以外におなかを温める働きがあります。今回のお料理だと冷えが気になる、というかたにはバランスをとる役割も担います。

しっかりと気を補ってリセット、次の季節に備えましょう!

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ゴーヤと豆腐のクリームチーズ和え

【材料】(2~3人分)
ゴーヤ 100g
木綿豆腐 1/2丁
クリームチーズ 100g
プレーンヨーグルト 大さじ4
塩 2つまみ
粗挽き黒こしょう 適量

【作り方】

  1. 木綿豆腐はしっかりと水切りし、1cmくらいの角切りにする。クリームチーズは分量の2/3を7mmくらいの角切りにする。ゴーヤは薄くスライスし、分量外の塩をまぶして少しおいた後、さっと下茹でして冷水にとり、ペーパーでしっかりと水気を切る。
  2. ドレッシングを作る。残り1/3のクリームチーズを、600wの電子レンジに20~30秒ほどかけて柔らかくし、ヨーグルト、塩を加えてなめらかになるまで混ぜ合わせる。
  3. 1を2で和えて器に盛り、粗挽き黒こしょうをふる。

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ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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