胃腸をケアして潤いを! 白菜のローストカルボナーラ。
今年は集まって忘年会をすることもなく、個々で過ごす年末年始になりそうですが、それでもクリスマスや年末年始におうちにいながらでも暴飲暴食しがちなのは私だけではないはず。
「暴飲暴食」と言わず、百歩譲って「身体のためにせっせと食べている」としても胃腸が弱っていてきちんと消化されず、栄養とならないのでは元も子もありませんよね。そもそも日本はお隣の中国や韓国と比べても胃腸の弱い人が多いです。この時期は寒いこともあって胃腸の働きは鈍くなっています。そんな時の暴飲暴食はいつも以上に胃に負担が。
そこで今回は胃腸をいたわるお野菜たっぷりのメインディッシュをご紹介します。旬の白菜をたっぷりといただける「白菜のまるごとロースト カルボナーラソース」です。
白菜の蒸し焼きもおいしいのですが、ローストは甘くジューシーでありながらも葉が少しこげた食感や香ばしさも楽しめるのでおすすめです。
白菜は胃腸が正常に働くようサポートします。暴飲暴食で胃に熱がこもっているときは身体を冷やしすぎずにその余分な熱を冷ましますし、便秘やむくみにもよい食材。
そんな白菜に卵や生クリーム、パルミジャーノを使ったカルボナーラソースを合わせました。定番のクリーム煮を思い浮かべていただけたら相性の良さはご想像のとおり。
また、このレシピは乾燥対策のレシピでもあります。卵、生クリーム、チーズ、ベーコンのすべてが身体を潤わせて乾燥から守ります。ヘルシー感に欠ける食材だと思われがちですが、秋から続く乾燥シーズンの間はぜひ適度に取り入れてみてください。
ソース作りは、面倒がらずにこまめに加熱すること、その都度しっかりと混ぜること。この2点を守ればレンジ調理で失敗なしの簡単ソースです。温かいソースをかけていただきたいので、ローストが終わるタイミングを見計らってレンジ加熱してくださいね。レシピではベーコンをフライパンで焼きましたが、アメリカでは電子レンジで加熱する人も多いです。そこはお好みで。
見た目、味が濃そうなソースですが、ナイフを入れると白菜からじゅわっとエキスがあふれれ出てくるので、ちょうどあっさりとやさしい感じでいただけます。ぜひ「食べすぎたかな?」と思う時のリセットレシピにしてください。
白菜のまるごとロースト カルボナーラソース
【材料】2人分
白菜 小1/2個
A
塩 少々
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ3
ベーコンスライス 2枚
B
卵 1個
生クリーム 大さじ2
粉チーズ 大さじ2
塩 少々
コショウ 少々
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1/2
粗挽き黒コショウ 適宜
【作り方】
- オーブンを220℃に予熱する。ベーコンを2cm幅に切り、オリーブオイルを入れて熱したフライパンでカリカリになるまで炒める。
- 白菜はさっと洗って縦半分に切り、オーブンペーパーを敷いたオーブンパンに濡れたままのせ、Aをかける。オーブンで30~40分焼く。(20分ほどして焦げてきたらアルミホイルをふわっとかぶせる。)
- 耐熱ボウルにBを入れてよく混ぜ、600Wの電子レンジで15秒(はじめは20秒)ずつ加熱し、その都度よく混ぜる。トータルで1分半くらい加熱してとろりとした状態で卵にも火が通ったら(加熱しすぎに注意)、うつわに盛った白菜とベーコンにかけ、粗挽き黒コショウをたっぷりとふる。
■普通の大きさの白菜を使う場合は外葉を少し除くか、ロースト時間を増やしてください。
ARCHIVE
MONTHLY