心と身体を元気にする、薬膳レシピ

身体の熱を冷ます、スイカとミントのカッテージチーズサラダ。

記録的に早い梅雨明け後の猛暑にびっくりしましたが、今度はなかなかしっかりとした戻り梅雨。気温低めなのはよいことですが、ジメジメと湿度がイヤな感じです。
今回もファミマのデジタルサイネージと連動させていただいています。そのため、このレシピの動画撮影は少し前に終えていたのですが、撮影時にはこんなに気温が低くなるなんて思いもしませんでした。とはいえ気温が高い地域もあるので、気を取り直してご紹介するのは「スイカとミント、カッテージチーズのサラダ」。ちょっと簡単すぎたかな⁉ と思うほど簡単なレシピなので、蒸し暑さを感じた日にはぜひお試しくださいね。

実は私、スイカへの愛が少し薄めなのですが、猛暑の時には本当においしく感じます。きっと身体が欲するのでしょうね。
スイカは身体にこもった熱を冷まし、汗で失った水分を補給、湿度対策として水分代謝もよくします。合わせるのはこの時期大きめに育ったミント。効能も考えてのミントですが、葉物の代わりとして使っているので、できれば葉が大きいものを選んでください。カッテージチーズはタンパク質として組み合わせました。ギリシャではスイカとフェタチーズを組み合わせるので、手に入った場合はフェタチーズもおすすめ。ボストンにいた頃はフェタチーズがクランブル状になってパックに入ったものが売られていたので、サラダのお供として常備していました。余ってもパラパラかけてあげるだけでシンプルなグリーンサラダでさえご馳走感がでます。たいていの具材に合うと思うので、見つけたら思い切ってトライしてみるものよいですね。今回は手軽に購入できるカッテージチーズと合わせましたが、カッテージチーズと比べてフェタチーズは塩分強めです。お好みでドレッシングの塩分を加減してください。

ドレッシングはアジアンな雰囲気も楽しめるスイートチリソース入り。味の相性でチョイスした面もありますが、ニンニクや唐辛子といった温め食材が入るので、スイカが身体を冷やしすぎることを防ぎます。どんな味になるのか想像がつかない方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひすべての具材を口に運び、一緒に味わってみてください。不思議なおいしさにやみつきになる……はず。
ちなみにうつわに盛ってドレッシングを回しかけるだけなので、具材の分量は目安です。軽い前菜として食べるなら半量でもOKです。

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スイカとミント、カッテージチーズのサラダ

【材料】2人分

カットスイカ 300g(カットスイカ1パック分くらい。1/12個~1/16個分くらい)
ミント(葉が大きめのもの) 1/2cup(5g)
カッテージチーズ(つぶタイプ) 大さじ6


スイートチリソース 大さじ1
米酢 小さじ2
塩 1つまみ

【作り方】

1. スイカは食べやすい大きさに切り、種を除く。ミントの茎が太いものは茎を除き、しっかりと水分を切る。Aを混ぜ合わせる。
2. うつわにスイカ、ミント、カッテージチーズを盛り、混ぜ合わせたAをかける。

【スイートチリソースの作り方】

鷹の爪 小1本
ニンニク 大さじ1/2
グラニュー糖 30g
酢 大さじ2
塩 少々

鷹の爪は種ごと粗みじん切りし、他の材料すべてとともに小鍋に入れて火にかけ、沸いたらそのまま中火で1分ぐつぐつと煮つめて火から下し、冷ます。

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ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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