心と身体を元気にする、薬膳レシピ

3ステップで簡単に! 肌を潤すポークリエット。

大好きな秋が短いという予報ですが、個人的にはコロナ感染者が減り、外国人の姿も多く見られるようになってなんだかうれしいこの頃。

おうちにお友達を招いたりする機会も増えたのでは?? と思うので、今回は簡単にできるポークリエットをご紹介します。おもてなしにも使えるし、もちろん普段にも。(写真はリアルなある日曜日のブランチ。飲まなかったけど、シャンパンブランチとかしてみて! 絶対合う!) 

本来しっかりとお肉がやわらかくなるまで煮込んで作るものですが、こちらは逆に「火入れしすぎて硬くなる前に取り出してブレンダーにかけちゃう」という時短レシピ。あまりに簡単すぎるので、合わせて食べるとおいしいリンゴやバゲットのソテー、グリルで焼いたマイタケも添えてみました。

今回も前回同様、秋の乾燥対策によい豚肉がメイン食材。バラ肉を使うのでさらに効果的です。
特にレシピに書いていませんが、リンゴとバゲットはエクストラバージンオリーブオイルでソテーし、グリルで素焼きしたマイタケには少し塩をふりました。リンゴは秋映を使いましたが、紅玉やジョナゴールドなど、酸味が強めのものがおいしいです。ちなみにリンゴは消化促進に良いものですが、肺を潤す働きがあるので今の乾燥シーズンにはぜひ添えてみて下さい。肺を潤すものはお肌の潤いにも良いためです。また秋らしさの演出に添えたマイタケは免疫力アップや疲労回復、腸活にもおすすめの食材です。

このリエットはベーコンのスモーク香とコショウたっぷりで十分おいしいのですが、お好みでカルダモン、クミン、ナツメグ、カレー粉、セージなどでアレンジするのも楽しいです。ちょうど写真の直径10cmほどのココット1つ分なので、1~2回で食べきれる量。スパイスやハーブは巡りをよくする働きもあるので、少しずつ寒くなって巡りも滞ってくるこの季節、いろいろと遊んでみてください。

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ポークリエット

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【材料】2人分

豚バラ肉(薄切り) 150g
ベーコン スライス 2枚(約40g)

A
タマネギ薄切り 1/4個分
ニンニク スライス 2~3枚
タイム 1枝
ローリエ 1枚

B
生クリーム(47%) 大さじ1
塩 2つまみ
コショウ 適量(小さじ1/4~が目安)
ピンクペッパー 適宜

【作り方】

1.豚バラ肉とベーコンは4~5cm幅に切る。耐熱容器にAを入れ(ローリエは適当に小さく折ってから)、ふんわりとラップをかけて600wの電子レンジで1分半加熱する。
2.鍋に1のすべてを入れ、かぶるくらいの水を加えて強火にかける。沸騰して豚肉に火が通ったらアクをすくい、すぐに火から下ろす。
3.2のローリエとタイムの軸を除き、ザルに上げて水分を切る。Bとともになめらかになるまでブレンダーにかけて保存容器に移し、表面にラップをぴったりと張り付けて冷蔵庫で冷やす。(温かいうちは緩いが、冷やすとちょうどよい硬さになる)

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ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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