心と身体を元気にする、薬膳レシピ

クリスマスシーズンに、豚肉とリンゴのローストレシピ。

暖かい冬でしたがようやくあちらこちらで雪の便り。冷え込んできましたね。そうなると登場させたいのがオーブン料理。お部屋も一緒に暖めてしまいましょう。塊肉を焼くわけではないので、オーブンが無ければオーブントースターでも大丈夫。リンゴやブルーベリー、シナモンを使ったクリスマスにぴったりのお料理です。

今回のポイント食材は豚肉とブルーベリー。どちらも寒い時期に傷めやすい腎をケアします。この季節は汗をかくことがほとんどないため水分代謝は腎に頼り切り。他の季節よりも負担が大きくなるのです。そもそも腎は寒さに弱い臓器。冬場はしっかりとケアしてあげましょう。傷めてしまうとエイジングが加速してしまいますよ、要注意です。

このレシピでは野菜はペコロス(小タマネギ)だけを使いましたが、オーブンにスペースの余裕がある方は、一口大に切ったブロッコリーや半分に切った芽キャベツにオリーブオイルと塩を絡ませて一緒にローストするのもおすすめ。ブロッコリーや芽キャベツも腎に働きかける食材です。

また、豚肉やリンゴ、アーモンド、サワークリームはこの時期気になるお肌の乾燥に良い食材。潤い補給もしていきましょう。

リンゴは紅玉がおすすめですが、なければ酸味が強めのものを使ってみてください。大きさは少し小さめのものを。ペコロスがなければ小さめのタマネギ1/2個を細いくし切りにして。芯はつけたままのほうがバラバラにならないのでよいですよ。
私がコクを出したい時によく使う八丁味噌は冷凍庫に入れておけば長くもつのでぜひ一度買ってみていただきたいのですが、なければ普通のお味噌でOK。少し分量を増やして、その分お塩を減らしてみてください。

このレシピは材料さえ揃えてしまえばとっても簡単。ぜひ作ってみて下さいね。
今年も1年間このブログを読んでくださり、そしてお料理を作ってくださってありがとうございましたー!

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リンゴの肉巻きとブルーベリーのロースト

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【材料】2人分

豚肉(生姜焼き用) 大4枚
リンゴ(紅玉) 1/2個
ペコロス 3個
ブルーベリー 40g
スライスアーモンド 大さじ1~2

A
・バルサミコ酢 大さじ1
・キビ砂糖 大さじ1/2
・八丁味噌 小さじ1
・塩 1つまみ
・シナモンパウダー 少々
・コショウ 少々
・エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1

サワークリーム 適宜
クレソン 適宜
ピンクペッパー 適宜

【作り方】

1. リンゴは芯を除き、皮付きのまま4等分のくし切りに、ペコロスは縦半分に切る。オーブンを200℃に余熱する。
2. 豚肉を1枚ずつ広げて両面に塩、コショウ(分量外)をふり、1のリンゴを巻く。
3. ボウルにAを入れてよく混ぜ合わせ、2と1のペコロスにたっぷりと絡める。クッキングシートをしいたオーブン皿にのせ(残ったAもかける)、ブルーベリーとスライスアーモンドを散らす。余熱したオーブンで15分ローストする。
4. 3が焼きあがったらうつわに盛り、サワークリームとクレソンを添え、サワークリームにはピンクペッパーを散らす。

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オーブンで焼く前。豚肉を巻いたリンゴ、ペコロスにはしっかりとタレを絡めるのがポイント。

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ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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