心と身体を元気にする、薬膳レシピ

常備菜の新定番。ストレス緩和を助ける、焼きピーマンのマリネ。

2月に春一番だとか、夏日のニュースにびっくりしましたが、3月も引き続き気温の乱高下が多くなる時期ですね。身体がついていかない! と感じるのは私だけではないはず。寒暖差は身体にとって大きなストレス。気が滞り、肝を傷め、頭痛やめまい、肩こりなど、様々な不調に悩まされます。そもそもストレスを抱えていて、すでに自律神経が乱れがちだという方は本当に要注意です。年度末で忙しい時期ではありますが、"無理をしない"ことも大切です。

そこで今回ご紹介するのは作り置きにもよい「焼きピーマンとドライトマトのマーマレードマリネ」。
夏野菜であるピーマンは旬のものではないですが、1年中手に入りやすい食材なので、このレシピを選びました。ストレスで滞る気の流れを整え、自律神経と関係が深い肝に働きかけます。

ピーマンに合わせたのはドライトマトとマーマレード。ドライトマトはオイル漬けのものでも。ピーマンと同じように肝に働きかけ、イライラを鎮める働きがあります。マーマレードはオレンジ(柑橘)の皮がポイントなので、皮が多めのものがおすすめ。柑橘の皮は気の巡りを促します。

作る際のポイントとして、まずピーマンは小ぶりのものを選んでください。グリルに入るくらいの大きさがベスト。焦げ目がつくくらいまで焼くと種も気にならずおいしくいただけます。ヘタもそのままでOK。焼いている間にドライトマトを刻んでマリネのベースになじませておけばよいので簡単です。カットされているドライトマトも売られているので、そういったものを選べば包丁も使わなくて済みます。ぜひ白ワインとともに楽しんでください。

もしコリアンダーシードをお持ちでしたら、少量加えるとおしゃれな味わいになります。そうなるとオレンジワインの出番かも。おいしく食べてリラックスしてくださいね。

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焼きピーマンとドライトマトのマーマレードマリネ

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【材料】2~3人分

ピーマン 小6個
ドライトマト 8g(2~3枚)

A
マーマレード 大さじ1~1 1/2
塩 1つまみ
コショウ 少々
白ワインビネガー 大さじ1
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1

【作り方】

1. ピーマンはへたごと良く洗い、数か所穴を開ける。ドライトマトは細切りにする。
2. ボウルにAを入れてよく混ぜ合わせ、ドライトマトを加えてなじませる。
3. ピーマンを(魚焼き)グリルで焼く。中に火が通り、焦げ目がつくくらいまで8~10分ほど焼いて2に加える。時々混ぜてマリネする。

※焼き網で時々転がしながら焼いても◎。

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ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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