心と身体を元気にする、薬膳レシピ

年末年始のホームパーティにぴったり!りんごのレシピ。

クリスマスも終わり、新年もまもなくですね。ボストンは学生が多い街なので、すでにお正月の東京のように人も少なくがらんとしています。
今週はずっと氷点下から抜け出せない予報なので、外に出ない(出られない!?)人も多いのかもしれません。そうなるとお楽しみはホームパーティ!パーティというほどのものではなくても、ごはんを囲んで楽しい時間を過ごす、という機会は多くなります。

日本でもこの時期はおうちでおもてなしをする機会は増えますよね。今回はそんなおもてなしにも使えて、カラダにも美味しく、しかもとっても簡単なお料理をご紹介します。

この「豚巻きりんごのマスタードバルサミコソテー」はあまりにも簡単すぎてレシピに起こしていなかったのですが、たまたま自宅に16人も集まるお教室の2次会でお出ししたところ、作り方を教えて!という声が多く、その後皆さんからいただいた「つくれぽ」はお教室のレシピよりも多かったくらい(笑)。
使うりんごは酸味が強い紅玉がオススメではありますが、バルサミコが補ってくれるので普通のりんごで大丈夫。豚肉も写真はバラ肉の薄切りを使いましたが豚こまでもOKです。
りんごは年末年始の暴飲暴食で傷めた消化器の働きをアップさせ、食欲増進にも良いですし、この時期乾燥しがちな肺を潤して痰を排出する働きもあります。また豚肉は気血を補いカラダ全体の潤いに。そしてお酢であるバルサミコは血を巡らせます。
寒い時期は腎を傷めがちで、傷めてしまうと老化が加速するというこわ~いお話は前回にもしましたが、りんごも豚肉も腎に働きかけるアンチエイジング食材。味としても相性が良い「豚りんご」で美しく元気に新年を迎えたいものですね。

豚巻きりんごのマスタードバルサミコソテー

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材料(2人分)
豚肉スライス(バラ) 8枚(約200g)
りんご 1個
EVオリーブオイル 大さじ1/2

・A バルサミコ 80ml
・A しょうゆ 小さじ1
・A 粒マスタード 大さじ1
・A 塩 1つまみ
・A コショウ 少々

粗挽き黒コショウ 少々
菜の花 適宜

【作り方】

1. りんごは8等分のくし切りにして芯をとり、豚肉を1枚ずつ広げて巻く。
2. 小鍋にバルサミコを入れて火にかけ、沸騰したらそのまま5分ほど加熱して約半量になり、少しとろみがついてくるまで煮詰め、他のAの調味料を加えて混ぜ合わせる。
3. フライパンにEVオリーブオイルを入れて熱し、1.を入れてソテーする。豚肉に火が通り、表面がカリッとしたら2.を加えてさっと混ぜ合わせる。器に盛り、塩茹でした菜の花を添え、粗挽き黒コショウをふる。

ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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