
こんなに高見えするとは! グリーンのお皿は料理ベタの味方です。
これは境道一さんの織部釉の八角皿。
境さんが生み出すグリーンがとても好きだ。深いけれど軽やか。その頃合いが家庭の料理にちょうどいい。定番の八角皿は、ひと目見た時、母から譲り受けた同じ八角皿を取り皿にして一緒に使おうと思い購入したのだけれど、家に帰って並べてみたら「なんと、そちらは六角だった」という顛末。しかし、粉引の白の柔らかさと織部のややムラのある色合いが絶妙に馴染むため、八角と六角が混じり合うリズミカルな組み合わせを楽しんでいる。
これに合うのは、なんといっても、たけのこ料理、次に中華な献立。ニラ饅頭、シュウマイ、青菜の炒め。赤絵や染付の取り皿と合わせると、ますます中華街とかエスニック店みたい。簡単な炒め物が高見えするのだった。洋風なら白身魚のカルパッチョ。そんな時は、同じ白でもスッキリした白。錫釉系のデルフト調の取り皿を合わせている。これもとてもいい。
[ある日のうつわ]
明るい色味の野菜には黒いお皿もいいけれど、緑はさらに食欲をそそる気がします。
丸い点心は、八角形のお皿に並べるとリズムが出ていい感じ。
単なる青菜の炒めがこんなにドラマチックに見えるなんて。
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作り手:境道一 @michikazu.sakai
購入した年:2020年
購入場所:うつわ祥見 onari NEAR
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