
麗しのヴェネチア Part. 3
今回リド島にステイしたことのもう一つの特権は、ヴェニス観光とビーチリゾートの双方を楽しめたこと。ニューヨーカーの避暑地であるハンプトンをちょっと彷彿させる、あの洗練されたリゾートタウンの雰囲気がリドにはあって、ヴェニスの喧騒から文字通り距離を置けたことが心地良かった。

リドのレストランもヴェニスとは対照的で、内装が広々としていて観光地特有の慌ただしさから解放されて、ゆったりと食事が愉しめて○。料理のクオリティも高め。デッキに座って、アドリア海に沈む夕陽を眺めながらの食事ができるEssentiale Restaurantはサンセットの時間に行って大正解。

子牛のレバー
調子に乗って食べすぎたので、消化も兼ねて閑静な夜のリゾート地をぶらぶら歩いてホテルへ戻る途中、地元民で賑わうレストラン「Gran Viale」を発見。絶対美味しいはず!と踏んで、翌日11人でなだれ込んだけど、問題なく入れてもらえてラッキー。
広々としたスペースで、地元の家族連れが賑わうこのレストラン、オーダーしたもの全て美味しかった&ポーションも大きめ。今回の旅でのベスト・レストランはここに決定。
また食べすぎたので、ホテルに戻って泳ぐことにする。義妹家族はホテルの目の前のアドリア海で泳いでいたけど、私はもっぱらプールサイドで読書と昼寝に耽る。



そう、リドには『ヴェニスに死す』の舞台になった&映画の撮影現場だったホテル・デ・バンがあるんです。プールボーイ君に、このエクセルシオールから徒歩10分くらいの場所にあるよ、と教えてもらったので早速見学へ。2010年に閉館してしまったこの伝説の巨大ホテル、鎖の掛かった門の向こうに静かに佇んでいて、その荒廃した姿がかえって独特のムードを醸し出しておりました。

リドで避暑地っぽいゆったりした時間を過ごしていたら、夫は「もうヴェニスに渡らなくてもいいな」と言い出した。もちろんそんなことは聞き入れず、スタンリーの運転するウォータータクシーに乗って再度ヴェニスへ。
向かったのは、18世紀ヴェネツィアを代表する劇作家カルロ・ゴルドーニの邸宅。彼の住んでいたおうちが現在では博物館として公開されているのです。





サンマルコ広場から離れた場所にあるから?ガラガラだった


ウォータータクシー乗り場までのゴンドラに揺られる娘、ゴンドラ漕ぎのお兄さんたちに「プリンセス!」と呼ばれまくってご機嫌でした。
Essentiale Restaurant Lido https://www.tripadvisor.co.uk/Restaurant_Review-g3547567-d3849206-Reviews-Essentiale-Lido_di_Venezia_Veneto.html
Gran Viale Lido https://www.ristorantegranviale.it/en
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