国際女性デーのイベントへ

もう3月も下旬ですが、毎年3月は女性史月間（Womens History Month）であり、3月8日は国際女性デー（International Womens Day）でしたね。

20世紀初頭の3月某日、ニューヨーク、コペンハーゲン、サンクトペテルブルクなどで女性たちが社会的地位の向上を求めて大規模なデモを行った事を起源にして、1975年に国連によって正式に3月8日が『国際女性デー』記念日に定められました。

そういう訳で毎年3月中は様々な女性エンパワーメント系のイベントが各国で開催されるのですが、今年は幸運にもヨーロッパの女性リーダーが集結するコンフェレンスに参加する機会をいただきました。

会場は、イギリスのメンバーシップクラブとして長い歴史を持つ、とてもゴージャスなInstitute of Directors（インスティテュート・オブ・ディレクターズ）。

イベント前にしっかり写真を撮っている自分

他の参加者のみなさんは、会社の社長やビジネスオーナー、学校の校長先生やチャリティ団体を運営していたりする女性達（男性も少数いらっしゃった）。皆さん非常にフレンドリーながらアンビシャスで、お喋りが弾みます。

そしてメインイベントは、長きに渡るジェンダー・ダイバーシティの提唱者であるアニノ・エムラ博士のスピーチ。

彼女は、女性リーダー達のためのグローバルなコミュニティを招集し、『Women in Tech Ally』のグローバル賞受賞、そして『African Women CEOs Network /アフリカ女性CEOネットワーク』の創設者でもあると言う人物です。パリから駆けつけたその足で彼女がステージに立った途端、色鮮やかなドレスとその存在感に全員目が釘付け。

彼女のスピーチによると、今年に入ってイギリスの企業における女性リーダーや役員の割合は目標より3年早く40％のマイルストーンを達成したそう。ちょうど先月、日本の予算案委員会で男性の国会議員だけがズラリと並んでる金太郎飴みたいな写真を見たばかりだったので、かなり羨望。ちなみに世界経済フォーラムが発表した2022年の日本のジェンダーギャップ（男女格差） 指数は156ヶ国中116位、そしてイギリスは22位でした。

エムラ博士は、ジェンダーギャップ の縮小には

『男性と対立するのではなくて、男性を味方に付けることが不可欠』

だと強調してました。おっしゃる通り。毎年少しづつでも、日本の順位が這い上がることを願って。