
サンセバスチャン食べ歩きの旅 Part 1
去年からずっと楽しみにしていたバケーション、美食の街スペインはバスク地方のサンセバスチャンへの旅。
まだ暗い朝の5時にロンドン郊外のガトウィック空港に着くと、空港のパブは既にビールを飲んで盛り上がっている英人でいっぱい。『やっぱり朝はコーヒーよ!』とエスプレッソマティーニを啜っている女性グループも居て、さすが食べる事よりもお酒の方が好きなイギリス人は朝っぱらから健在です。
そのガトウィック空港から飛行機でわずか90分でビルバオ空港に到着、自販で切符を買ってシャトルバスに乗ると西遊記とか日本昔話に出てくるような急峻な山々が軒を連ねる車窓に目が釘付け。
この険しい地形の恩恵でバスク地方は異民族からの侵略を免れて、独自の文化や言語が発達したという歴史に納得しつつ、約1時間でサンセバスチャンに到着しました。

街が狭いのが便利。イーストビレッジ位のイメージ。

街中が清潔&安全なのも良い
バスターミナルからスーツケースを転がして適当に入ったバルで、早くも日本人のカップルに遭遇。詳しくお店をリサーチしていらっしゃるお二人で、
『ここは〇〇が美味しいですよ』
『海老ならここじゃなくて、角を右に曲がった所にあるバルね!』
などなど色々教えていただきました。そしてこの後1時間以内に12人もの日本人の方々を見かけて驚き&同郷の日本人がこんなに居るんだから美味しい物がいっぱいあるはず、と期待は高まるばかり。
椰子の木があるだけでバケーションムード最高潮
島国イギリスに住んでいるのに、美味しい魚介類に飢えている私はシーフードばかりオーダー。農業大国スペインは野菜も美味で、大好物のスペイン獅子唐は毎日オーダーしていた気がする。

イワシ+イクラ=夢の競演

トマト+塩+オリーブオイルだけなのになぜ美味しいの

イギリスで消費される野菜の30%はスペイン産なのです


ここまで来てまで揚げ物をオーダーする英夫に呆れつつ食べたら勿論美味しいイカのフライ
お腹が満たされたのでホテルにチェックインして荷ほどきしてから屋上に登ってみると、ウェブサイトで見ていたサイズとは別物の極細プールが横たわっていて苦笑。

体育のでんぐり返しみたいに一人ずつ順番を待って泳ぐスタイルか?

実はこのバケーション、私のバースデーも兼ねていてサンセバスチャンまで来てくれそうな友人らに去年のクリスマスに招待のメールを送ってありまして。その結果、大学時代の友人らがコペンハーゲンとビルバオから、ロンドンから友人カップルが、そしてニューヨーク時代の悪友がマンハッタンから、と集まって国籍6カ国の総勢8人のツーリストグループが形成されました。

この教会前で待ち合わせ

イギリスではコロナ後、レストランや美術館などに行く際に事前予約が必要になって
『ふらっと』
『自発的に』
『適当に』行動することが難しくなってしまって歯痒い思いをしていた私。そういう訳でサンセバスチャンでは、世界中から集まった友人らと
❶お店を一軒も予約せずに、
❷適当に気に入ったバルをはしごして飲み&食べ歩く、という非常に贅沢でリラックスした夜を過ごそうと決めて来ていたのです...!
続く
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