Butterdrop Diary 『ロンドン郊外のカントリーライフ』

パリと薔薇の香る昼下がり

いきなり30度まで気温が上がった今週、パリからMelodies GraphiquesオーナーのHitomiさんとスタイリストのNaokoさんを招いてカリグラフィーレッスンを主催しました。

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アラベスク=くるくる、の意

レッスンのテーマは『薔薇のアラベスク』だったはずが、なんと!前日にやってきた野生の鹿さんに、綺麗に咲いていた薔薇を食べられてしまうというアクシデントがあってだいぶ本数が減ってしまって悲しい。

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皆さん真剣
 
気を取り直して、レッスンの合間を縫ってテーブルにアレンジする庭のお花を採集。
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ピオニアは美味しくないらしい
 

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裏庭の読書小屋/クラフト小屋の周りにはジェラニウムが満開。パリから来たお二人にこの小屋を『プチ・トリアノン』と命名していただいたので、勝手にこれからそう呼ぶことする。鴎外の娘である森茉莉が、黄ばんだ布団を『ボッティチェリの布団』と呼んでいたというあのポジティブな心意気。

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実はこの読書小屋、ただの物置と化していたところをコロナ中に自分好みの色に塗ったり地道に改造し始めて早くも3年・・・今年中には必ず完成させる!とここで宣言して自分を追い込んでおくので、乞うご期待。

この後Naokoさんが、パリから持参してくださったアンティークのお皿やら花瓶やらを使ってテーブルをお上品にアレンジしてくれました。

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レッスン後には、これまたパリから持ってきていただいた Conservatoire Des Hemispheres の香り高いローズティーと、私のカップケーキでティータイム。ため息が出るくらい芳しい薔薇の香り溢れるローズティーを飲んで深呼吸しつつ、鹿さん達への怒りを沈める自分。

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ローズガーデンに座っているような香り
 

ティータイム中には『かぶった所一度も見たことない』と夫に苦言を呈されている、私のお帽子コレクションを参加者の皆さんに選んでいただいてガーデンパーティー気分を盛りあげる。

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帽子はインテリア小物にもなるのだ

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皆さんそれぞれお帽子お似合いでした
 

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本当に暑い日だったので、生けてもらった薔薇も午後にはちょっぴりお疲れ気味。

そして皆さんがお帰りになった後、額に汗しつつ鹿避けの囲いを強化して優雅な1日を締めくくった次第です。

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ギャンブル五月

ニューヨーク州立大学卒業後、ウェストヴィレッジのマグノリア・ベーカリー本店にて6年間腕を磨く。ロックバンドのメンバーとして2度の全米ツアー後、渡英。現在は、田園風景が広がるロンドン郊外はケント地方、『Garden of England(イギリスの庭)』に暮らす。著書に『ニューヨーク仕込みのカップケーキデコレーション』『イギリスから届いたカップケーキデコレーション』(SHC)。日本カップケーキアカデミー代表。
Instagram:@satskigamble

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