Butterdrop Diary 『ロンドン郊外のカントリーライフ』

フランスのリールへ日帰り旅行

夏に車で6時間かけて2回もコーンウォールに旅行したので、もっと短時間で行けるヨーロッパ大陸の方に行きたいな、とこっそり企てていた私。 晴れて先日、家族を置いて友人2人と一緒に北フランスの街リールへ日帰りで出かけて来ました。

子供を学校に降ろしたその足で、ロンドン郊外の自宅からユーロトンネルの入り口のあるイギリス南端の港町フォークストンまで45分、そこからトンネルに入って35分もすると、もうそこは北フランスの港町カレーです。

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車ごと運んでくれます

トンネルと言っても車ごと乗り込む特急列車なので、車中女3人でお喋りしている間にいつの間にか国境を超えているところが◯。そのカレーから1時間ちょっとでランチ前にはリール に到着していました。

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リールは、ベルギー&オランダ&北フランスを跨ぐフランドル地方に位置する、パリよりもずっとベルギー国境に近い街。 『フランダースの犬』はフランドル地方の犬、という意味だったらしい。建築物がブルージュのそれを彷彿させて、ビストロでのメニューにもムール貝とフリット、と言うベルギー名物が名を連ねていました。

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パトラッシュはいませんか

大きすぎず小さすぎず、見所がコンパクトにまとまっているこの街、一番気に入ったのはチェーン店が一軒もなかったこと。 カフェもブティックも全て個人経営のお店ばかりで、チェーン店に溢れる街に住んでる身としては非常に好感度大。

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この茶色x水色のコンビネーション、ブルージュでも見た組み合わせ。フランドル地方特有のカラースキームなのかな。
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そしてふらりと入ったヴィンテージショップで、懐かしの

『KOOKAI(クーカイ)』

『NAFNAF(ナフナフ)』

『ESPRIT(エスプリ)』の90年代御三家ブランドに再会!あの頃そういえば、エルベ・シャプリエのバッグも持ってたな(遠い目)。

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 持ってた、というそこのあなたは同世代

そして何か行列のできているパティスリーに遭遇。

リール に入れば、リール に従え、に倣ってもちろん並んでみました。

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並ぶよね

Part II に続く。

ギャンブル五月

ニューヨーク州立大学卒業後、ウェストヴィレッジのマグノリア・ベーカリー本店にて6年間腕を磨く。ロックバンドのメンバーとして2度の全米ツアー後、渡英。現在は田園風景が広がる『Garden of England(イギリスの庭)』と呼ばれるロンドン郊外はケント地方に暮らす。著書に『ニューヨーク仕込みのカップケーキデコレーション』『イギリスから届いたカップケーキデコレーション』(SHC)。
Instagram:@satskigamble
Twitter:@satski_gamble

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