
里帰り中に考える、フランスの(わたし的)大問題。
日本に一時帰国していました。
たった半年ぶりの日本なので、特に何が変わっているわけでもなく。
ただ、山手線の駅一つひとつの周りが、私が暮らすフランスの片田舎の町より都会で、人がたくさんいて、「ああ東京って、大都会だ」と、18歳で上京してきた時にも思わなかった、平凡な感動をおぼえました。
それに、道路に犬のフンが落ちていない。フンに注意せず歩ける、そんな小さな幸せに気づけたのは、フランス生活のおかげです。
お食事中の方には申し訳ないのですが、フン問題、フランスで考えさせられるテーマのひとつです。なんでここにはこんなにフンが落ちているのか。日本に比べて犬が多いからなのか、飼い主が「掃除は、清掃員の仕事」という教育を受けて育ったからなのか、てゆうか(見たことないけど)野良犬の犯行なんじゃないか、家のない方や旅する方々が連れて歩いている犬なのか……なかなか現場を抑えることができないだけに、想像だけが膨らみます。
ちなみに一部の通りや町では、ゴミ箱のそばに、フン回収用のポリ袋が設置されています。お、ちゃんとあるじゃないか、と思うのですが、利用している人がいるのかは不明。
フン話が長くなりました。
日本を離れている間に一つ変わったことと言えば、実家にいる飼い猫、ジョンコがすごく太っていたということくらいでしょうか。手足や、上から見た姿は変わらないのですが、横から見たときのお腹の幅が明らかに広がっている。(お腹が垂れ下がったとも言う。)おでぶ。
まあでも猫たるもの、ちょっとはドスッとしている方が、私は好きです。
ジョンコという名前は、かつてのNHK朝の連続テレビ小説に出てきた馬「サイゴウジョンコ」からとられたもの。たまたまその頃道で拾われたがために、こんなちょっと変わった名前になってしまった哀れなジョンコ。
3週間ぶりに戻ってきた南仏は、驚くほどの寒さ! 朝晩は0度近くまで冷え込みます。葉っぱもすっかり落ちて、どこからか薪を燃やすような香りも。日本の甘栗の方がよっぽど美味しいと聞くけれど、そろそろ焼き栗屋さんデビューしようかな。
ARCHIVE
MONTHLY