南仏プロヴァンスで猫さがし。

リル・シュル・ラ・ソルグで絶品タルトとライオン猫。

5月から6月初旬、南仏はコクリコの季節。

今年も、満開のコクリコ畑を見ることができました。雨が降った後で、ちょっと弱り気味のコクリコたちでしたが、それでも一面に広がる真っ赤なコクリコ、夕日の色味とあわさって、幻想的。

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コクリコが終わると、ラベンダーがぐんぐんと花を咲かせ始めます。その頃には、季節はもうすっかり夏。

暑い夏、毛の長い猫たちは大変だろうな〜と思いながら、久しぶりに出かけたリル・シュル・ラ・ソルグの小道を歩いていると、出くわしたのがこの子。

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まさに長毛種。ライオンのたてがみみたいな毛を持つ、ライオン猫! 毛の長い猫は比較的おだやか、と聞きますが、この子もとってものんびり屋の模様。ゆっくり歩いて、ちょっと道端に座って。そしてやっぱり日陰が好きみたい。
近所の人が歩きながらこの子の名前を呼んでたんだけど、なんだっけかなー。忘れちゃいました。ブーとかブフとか、なんかそんな濁音系だった気が。

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ライオン猫とお別れして、アンティーク市をぷらっと歩いて、立ち寄ったお店、La maison JOUVAUDのタルトがとってもおいしくて、こちらもご紹介。

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どう見てもパイ生地なのに、パイじゃなくてタルトと呼ぶのが不思議で、調べてみたらフランス語でパイは「タルト」なのですね! 新たな発見。

頼んだのは、ポムキャラメリゼ(りんご)、ペッシュ(もも)、ポワー(洋なし)の3種類。どれもフルーツのおいしさが溢れていて、たまりません。甘い系タルトのほかに、しょっぱい系タルトもあるので、軽めのランチにも良さそう。店内の雑貨もかわいかったな〜。

そしてこのお店、フランス国外で唯一出店しているのが日本。東京、名古屋、京都に店舗があるようです。

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サンドイッチも一緒にぺろり。

La maison JOUVAUD
5 avenue des 4 Otages
84800 Isle-sur-la-Sorgue
www.patisserie-jouvaud.com/fr

中川史恩

都内在住、猫好きエディター。フランス生まれの保護猫ミャウと暮らす。好きな食べものは帆立の貝柱とチップス全般。苦手なものは直射日光。将来の夢は鶏と暮らすこと。@chez_miaou

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