
お次はフレンチバスクへ。ビアリッツでおみやげ探し。
今朝、起きて玄関の扉を開けると、家の前にある庭(大家さんの敷地)に怪我をした小鳥が一匹。それを見つけた大家さんの孫が、保護するため捕まえようとしていたのですが、ぴょんぴょん逃げ回ってなかなか捕まらない。
孫に呼ばれ庭に出て来た大家さんの奥さんは、「かわいそうだけどもう長くは生きられないわ。それが自然よ。空には何万もの鳥がいて、いつかみんな死ぬの。」と、放っておくよう孫に諭します。
確かにそうだよね……うんうん、と思いながらそばで様子を見ていた私に、彼女は一言。「あなたの家の猫を放ちなさい。」
えーー!それは自然の法則を超える所業では、と思ったお話でした。結局、気づけば鳥はどこかに消えていて一安心。(野良猫に食べられていないことを祈る。)
さて、間があいてしまいましたが、バスク旅の続きを。
サンセバスチャン(Donostia)でバル巡りとサーフィンを楽しみ、次に向かうは、セレブなリゾート地として有名な、ビアリッツ(Biarritz)。
その道中、ぎりぎりスペイン側のバスクの街、オンダリビア(Hondarribia)にも立ち寄りました。城壁に囲まれた、静かで雰囲気のある街。川(海?)の対岸はもう、フランスです。


何も食べずに通りすぎることはできないので、大賑わいだったバル サルダラ(Bar Sardara)でランチを。カツオを使ったメニューがいくつかあって、カルパッチョをオーダーしたら、お花の散った洒落たものが出て来ました。味は、まあまあ。(周りの人が食べていたフリット系がすごく美味しそうで、そっちを頼めばよかったと後悔。初めて入る店では、観察力が大事ですね。)
---fadeinpager---
オンダリビアから30分ほど車を走らせ、フランスに入ってすぐの街、サン・ジャン・ド・リュズ(Saint-Jean-de-Luz)でも小休憩。クリスマスのこの日、街中は静まり返っていたので、海沿いをお散歩。


ビアリッツに着いたのは夕方。特になんの予定もないので、とりあえずホテルに荷物を置いたら、近くのチョコレート屋さん、アンリエット(Henriet)でチョコを買って、海へ夕日を見に。夏場は人で溢れかえっているんだろうな。
翌日は、フランス側のピンチョスってどんなんやろ、ってことで、屋内マルシェの真ん前のバー、ル・パッサージュ(Le Passage)で朝ごはんをいただくことに。朝だからか、色とりどりのピンチョスたちは、なんだかサンセバスチャンに並んでいたものより、ヘルシーに見える。




その後、屋内マルシェの中の魚屋さんで、牡蠣をいくつか立ち食い。フランスの牡蠣は、さっぱりしていて塩味控えめ、本当においしい。
食材のお土産もビアリッツで買いました。リオハのワインに、黒豚の生ハム(1kg 130ユーロ!)をブロックで。バスク通のシェフにおすすめされていた、ピエール・オテイザ(Pierre Oteiza)でもパテやサラミを購入。
---fadeinpager---
よくある土産物屋だけでなく、アクセサリーや雑貨を扱うブティックも点在していて、ゆったりとした空気の漂う、お散歩の楽しい街でした。素敵!と思った店をいくつかご紹介して、おしまいにします。
ここが片田舎の小さな街とは思えない、おしゃれインテリアショップ。
カフェ併設のジュエリーショップ。店舗はパリとここだけみたい。
入るだけで綺麗になって出て来れそうな雰囲気の、香水や美容グッズを扱うお店。アスティエ・ド・ヴィラットのキャンドルなどの取り扱いもあり。


チーズだけでなく、バターやワイン、お惣菜、そしてポワラーヌのクッキー、ピュニションも買えてしまいます。
ARCHIVE
MONTHLY