パレスホテル東京 アフタヌーンティPrivé 「テール エ メール」
デコラトリスの多賀谷洋子です。
少し前ですが、パレスホテル東京のアフタヌーンティへ。
大好きなホテルなので、何度かブログでもお書きしています。
☆宿泊記 https://madamefigaro.jp/blog/yoko-tagaya/post-183.html
さて、パレスホテルのアフタヌーンティといえばロビーラウンジが有名かと思いますが、私が好きなのは6階「プリヴェ Privé」の方。
その名の通り、よりプライベート感のある静かな空間なので、それほど周囲を気にする必要もなく込み入った話もできて、大人のティータイムを過ごすことができます。
さて、今春、銀座のBEIGE東京がリニューアルし、パリスタイルのガストロノミーレッスンでも懇意にさせて頂いていた小島景シェフが、ホテルのレストラン「エステール」の料理長に就任されましたが、プリヴェのフーズも担当され、その提供数は毎日わずか10食のみだとのこと。
話題のアフタヌーンティ、ちょうどロンドン出張から戻ったばかりの友人と、ヨーロッパ報告も兼ねて伺いました。
さて、小島シェフの新生エステールによるアフタヌーンティ「テール エ メール」ですが、
「大地(LA TERRE)と海(LA MER)の出会いの物語を紡ぐ場所」というテーマなのだそう。
アラン・デュカス氏のフィロソフィーである「自然との共存」がベースにあるからか、以前より、さらに素材感が引き立ち、味わいにも奥深さが一層際立つ感じ。限りなくガストロノミックでエレガント、そして、進化系フレンチアフタヌーンティ
特にセイボリーが充実していて、アペリティフにもよい感じ。
まるでフレンチのアミューズを頂く時のような、食事のプロローグに高揚する洗練された味わいなのです。
少しご説明いたしますと、
まずは、セイボリーの「スライダーピッツア」
プレゼンテーションに石を使うのは、エステールにも共通。
(☆エステール訪問記 https://madamefigaro.jp/blog/yoko-tagaya/post-147.html)
フォカッチャのようなプティバーガーには、国産牛、キャビア、サーモンや鎌倉野菜など様々な素材が組み合わさっていて、私が言うのもおこがましいですが、フレンチシェフならではの技が光ってる!
ディップが美味しくて、野菜のみならずパンにもよく合う。友人と二人でお互いに「もう止まらないわねーー!!」と絶賛。
購入したいほどです。
スイーツは、ピスターシュのババ、抹茶のムース、レモンタルトなど、アランデュカスのショコラニブを贅沢に使ったものなど、
ここはパリのパラス?と嬉しい錯覚をさせてくれる上級者のお味。
世界的にアフタヌーンティの進化は目覚ましく、斬新さがどんどん増してきていますが、プリヴェには、プラス洗練された美味しさがしっかりとあるので、アラン・デュカスファンの私は、また季節の変わった頃にリピート即決。
バイザカップで丁寧に淹れていただくお茶も楽しみながら話は尽きず、あっという間の二時間半。
ところで、プリヴェにはテラス席も素敵。
今年は寒気がスローペースに訪れそうなので、都会の風を感じながら
「次回はこちらのお席もよいかもね」と、お店を後にするのでした。
☆ホテル公式サイト https://www.palacehoteltokyo.com/restaurant/lounge-bar-prive/
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