銀座三越7階ステージ「夏のくつろぎ」
デコラトリスの多賀谷洋子です。
今週のスタイリング仕事は、三越銀座店7階リビングフロアー。
こちらにて、「夏のくつろぎ、インサイド&アウトドア」をテーマに、フレンチシックな初夏の暮らしをご紹介させて頂いています。
エレベーター、エスカレーター共に面した「ステージ」という大きなスペースですので、御馴染みの方も多いのでは。
さて、
連休中の阪急梅田本店さんに続き、今回の主役も「ガルニエティエボー」のハウスリネン。
テーブルウエアには、「メゾン・ドゥ・ファミーユ」と、ブラジルのアウトドアブランド「トラモンティーナ」を合わせ、カジュアルなランチテーブルをご紹介しています。
今期、三越伊勢丹共通のカラーリングテーマは、「ディープブルーグリーン」「テラコッタオレンジ」
そのため、テーブルデコには、普段、自らはあまり使わないようなカラーと花材を取り入れたフラワーアレンジメント。
私にとっては、挑戦色ともいえるような色合いですが、合わせてみると意外にも、グレーッシュトーンのオリーブ色のクロスが全体を包み込んでくれています。
クロスはオリーブ柄のカジュアルなデザインですが、さすが、「メゾン・ドゥ・ファミーユ」のプラチナやガラス等のシンプルなもの、水牛のナプキンホルダーなどを合わせると、シックな雰囲気になります。
アクセントには、取っ手がバンブー製キャンドル入れを。アースカラーのガラスもありそうでない色合いで素敵です。
足元に置くと、もっと雰囲気が出ますので、私としては、是非、家庭ではアウトドアでも使って頂きたいと思っています。
偶然にも、拙宅のバルコニーは天然木に拘り、床材やテーブルセット等は全て「トラモンティーナ」社製。
お天気の良い日には、パラソルを広げてブランチやアペリティフ等で愉しんでいます。そんなこともあり、この場所には、是非ともパラソルを置きたかったのですが、
なんということか!消防法という大きな壁にぶつかってしまいました。
スプリンクラーが稼働する高さ制限が数十センチオーバーしてしまうとのことで、泣く泣く断念。代わりにワゴンを置き、上からグリーンを吊るして頂きました。
当初描いたイメージとは若干異なりますが、これはこれで、なかなかの雰囲気ではないでしょうか。
ワゴンのお隣には、リキュールとキャビアのサーバーをセット。
本来、キャビアにはシャンパーニュやウオッカを合わせるのが一般的ですが、今回は、シャルトリューズをセレクトしています。
というのは、
昨年夏、グルノーブルにあるガルニエティエボー会長一族の別荘にお招きいただいたことをお書きしましたが、ディナーのお席で、かの地の銘産品であるシャルトリューズの秘蔵の大瓶を、会長が地下のセラーから出してきてくださり、食後の余韻を愉しんだことを思い出したからです。
そう、シャルトリューズは、私にとって夏の思い出の飲み物でもあるのです。
フランスでの夏を思い出しながら、細部にまで拘って作り上げた空間には、きっと、皆様が心地よい夏を過ごせそうな商品が多数揃っています。
爽やかな初夏の風が吹き抜けるようなフレンチシックな空間、是非お出かけ下さい。
来週21日までの開催となります。
ARCHIVE
MONTHLY