
ベージュ アラン・デュカス 東京のアフタヌーンティーへ
デコラトリスの多賀谷洋子です。
ベージュ アラン・デュカス 東京 のアフタヌーンティーに伺いました。
改装後、行こうと思っているうちにコロナ渦となり、久しぶりの訪問です。
以前はモノトーンベースのインテリアでしたが
今度は、暖色系でよりフェミニンで明るいな雰囲気に様変わり。
こちら、エントランスに近いラウンジが、アフタヌーンティーのスペースです。
さて、アフタヌーンティーは、銀座らしく、和モダンな要素がほどよく加味されています。
スタンドは、他のデュカス氏レストラングループでもよく使われている、緒方慎一郎氏SIMPLICITYの和食器ブランド「S>>(エス)」
銅フレーム&杉の丸盆で構成されたミニマルデザイン&J.L.coquet は、デュカス氏らしい洗練された組み合わせです。
ペリエジュエのブラン・ド・ブランのシャンパーニュとともに、まずはセイボリーから。
熊本牛と黒トリュフのオープントースト、エビとキャビアのブリニ添えなど、
素材の素晴らしさが際立ち、「これぞ、グランメゾンのアフタヌーンティーだわ!」と、心躍るプロローグです。
さて、お味をランダムにご紹介。
上段ですが、手前の梨&フロマージュブランのメレンゲ仕立て。
中まで赤いリンゴを薄くしてバラの花びらのように重ねたタルト。
そして、感動的に美味なショコラ・アラン・デュカスのチョコレートを贅沢に使用したショコラのロールケーキ。
いづれも、美しいビジュアルとお味の奥深さに、ラグジュアリーフレンチを実感します。
そして、こちらのレストランのアイコンといえば、やはり「カメリア」
カヌレの上には、まるでボタンのようなカメリアを載せてしまうとは、なんて心憎い演出なのでしょう!!
そして、下はそのままカメリアで、プラリネ好きな私の心を鷲づかみ、舌を虜にした逸品で、ジャンドゥージャとヴェルジョワーズを使ったクッキー。
上質なテキスタイルのような光沢感で、細かく繊細なゴールドのラメが散りばめられていて、とてもシック。
ヴェルジョワーズとは、ざっくり言うと精製度が低い砂糖のことですが、粗糖特有の優しい甘さと風味の濃さが味の奥深さにつながっているのでしょうか。
帰り際に、シェフパティシエのドゥグラス・オベルソンシェフがご挨拶にいらしてくださり、せっかくなのでお写真を。
アルザス生まれのボルドー育ちで、改装後の2019年からこちらのレストランに。
(その為、ボルドーの伝統菓子であるカヌレがメニューに入っているのですね!)
パリのプラザアテネにもいらしたことがあるそうで、さすが超一流の経験があるからこそのクリエーションなのだと納得。
どの分野に於いても、超一流のベースがあるということは強みになりますものね。
アフタヌーンティーは、ランチとディナーのアイドリングタイムの14時~16時までで、そろそろレストランはディナー支度の時間。
西日の差すbarコーナー、グラスキャビネットの美しいことといったら!
この場所で、アペリティフを頂きながらうっとりと眺めていたいほどです。
コロナ渦で、久しく出かけていなかった、ベージュ アラン・デュカス 東京、
ここにしかないクリエーションと美意識が溢れる空間でした。
ベージュ アラン・デュカス 東京
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