
ライプツィッヒ旅、ドイツ最古のカフェ「コーヒー博物館」へ
ライプツィヒにある最古のカフェ「Zum Arabischen Coffe Baum」に併設されてるコーヒー博物館へ。
オーストリアのハプスブルク家が統治していたこともあり、ヨーロッパ有数の商都として繁栄したライプツィヒ。
魅力的な老舗カフェがいくつもありますが、カフェバウムには、ザクセン州のコーヒー文化をコンパクトにまとめ博物館があり、その歴史をパノラマティックに体感できます。
イスラム教徒との交易により開花したカフェ文化ですが、
こちらでは、
当時からの焙煎や抽出のための道具類
そして、様々なカップ類なども展示されています。
下は、「ムスタッシュカップ」
髭がカップに入らないように、髭専用スペースが工夫されています。
英国アンティークで時々目にするアイテムです。
熱い飲み物が珍しかった当時、不慣れな飲み物で火傷をしないよう、ダブルのハンドルとソーサーで固定しています。
通称「ナポレオンカップ」
「ライプツィッヒの戦い」で有名なナポレオンも、この店の常連であり、肖像画入りや、アンピール様式の専用カップをいくつもオーダーしています。
当時の優雅なコーヒー文化を紐解きながら、カップの一つ一つをじっくり見ていると、旅の疲れが全く感じられません。
ヨーロッパのテーブルウエアがお好きな方は必見です!
又、別の老舗カフェ「リケー」が販売したジャポニズムの頃のお菓子のパッケージ。
ジャポニスムあるあるですが、怪しい、不思議な?東洋人らしき人たちが描かれていています。
有名なゴッホの浮世絵などもそうですが、当時の日本ははるか遠い国。ほとんどが空想の中の世界で、憧憬をもって描かれているのですが、現代の私たちから見ると、「あ、こわいかも。。。」と思わずにはいられませんね。
尚、こちらは無料でどなたでも自由に見学できます。
当然、カメラが設置されているのでしょうが、受付もなければ監視員も不在。先日のルーブルの事件を思うと、今時、なんと無防備な。。。と思わずにはいられませんが、こんなところも、大都市ながらも素朴で平和なライプツィッヒの魅力なのかもしれません。
「Zum Arabischen Coffe Baum(カフェバウム)」
「Museum Zum Arabischen Coffe Baum(アラビアコーヒーノキ博物館)」
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