
京都にて再会、老山白檀の香り
緊急事態宣言が解除となり、少し気持ちが楽になりましたね。
さて、先日、関西の仕事帰りに、京都に立ち寄りました。
大好きな御香のお店をはしごし、戦利品もたくさん!
買い物は「本店主義」の私。
東京やネットでも購入できますが、やはり老舗ブランドの京都本店での御香買いは、なんて心躍るのでしょう。
香木の中で特に好きな香りは白檀で、強ぉーーい白檀愛について、以前お書きしました。
https://madamefigaro.jp/blog/yoko-tagaya/post-146.html
中でも、特に贅沢な薫玉堂さんの「老山白檀」を長年愛用していていますが、うっかりと切らしてしまい、もはや中毒状態のこの数か月。
今回、ようやく持ち帰ることができました。
インドのマイソール地方で産出される最高級品の老山白檀は、桐箱入り。
セロファンのパッケージを取っただけでも、特有の甘い香りが漂い始めます。
そうそう、この香りなのよ~!
待ちわびていた、久々の香りとの邂逅に、幸せがこみあげてきます。
一般的な白檀と比較すると、限りなく繊細で奥深い香り。品格に神々しさまでも感じるかのよう。
御香立てには橋本忍さんの器を合わせて、焚きしめます。
静謐な空気に包まれてきました。
実は、この夏、快くないご縁にさよならしました。
ネガティブなことは書かない、言わないをモットーにしていますが、あまりにも驚く経験だったので、最初で最後として書いてしまいます!
私自身、人に対しマイナスの感情を持つことは、皆無と言ってよいほどなのですが、
品性、人間性を疑うような言動の数々に、「この方、大丈夫かしら・・・」
嫌悪感というものを、何十年ぶり?かに持ちました。
「物事を、常識の尺度からはるかに離れたところで解釈し、こういう風にとらえるとは・・・・」
「なぜ、思考がこのような方向に進むのか・・」
驚きの連続でしたが、気持ちは持ちよう。
「ある意味、これは新しい!」
「人を見る目のよい経験になったわ!」
「この晴天の霹靂的、仰天のエピソードで、シャンパーニュが何杯飲めるかしら!」
などと捉えることとし、Au revoir!
つい最近も、その方は、様々な場所でトラブルを頻出し、顰蹙をかい続けているということも耳に入ってきました。
「やはり、そういうものなのね。。。」
香は、邪気を追い払うとも言われています。
人は知らず知らずのうちに、快くない環境、邪気の漂う場所に身をおいてしまうことが多々あるようです。
平静な心で、自分自身に向き合うために、私にとって上質な香りは唯一無二の存在で、絶対に必要なもの。
悪しき精神と、淀んだ空気の浄化のため、気持ちのリフレッシュとして楽しんできた御香ですが、この秋冬は、気のよい場所で、よりよい人間関係を築けるようにと祈りを込めて、せっせと焚きしめることにしています。
☆薫玉堂
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